融資型クラウドファンディングサービス、スマートレンドで私が投資した全案件が終了しました。
最終結果をまとめましたので、紹介します。
<目次>
巻き添えを受けた事業者
スマートレンドはmaneoプラットフォームを使用している一社で、投資会社「オーシャンキャピタル」から出資を受けた事業者です。
投資している方には周知の事実なので書いてしまいますが、スマートレンドが貸し付けている先は、同様にオーシャンキャピタルが出資しているジェーシーアンドジー(包括信用斡旋)、Finance One Limited(香港の個人ローン)、新日本信用保証(家賃債務保証)などでした。
スマートレンド本体の運営に問題は無かったと思うのですが、大家であるmaneoがやらかしたことから、その巻き添えでサービスを停止した事業者の一つ。ある意味で被害者でしょう。
最後の案件が償還されました
スマートレンドには多い時は100万円以上を投資していた時もありましたが、一連の問題でファンドの募集を停止した後は償還のみとなり、投資元本は漸減。
そして今回、最後の償還が行われました。
最後まで残っていた案件は、「【クレジット債権担保付き】事業支援型ローンファンド 第89号」。
クレジット債権という堅い担保がついている割に、15ヶ月10%という今では考えられないくらいの好条件の案件でした。
この案件に24万円を投資していたのですが、今月に全額が予定通り償還されました。
まだいくつかの案件が運用中で残っていますが、私の投資した案件はこれで全て終了。
出資した案件での遅延・貸倒はいずれも無し、という優良事業者でした。
最終結果
ということで、スマートレンドでの最終投資結果は以下の通りです。
累計投資金額:812万円
累計収益:302,296円
遅延・貸倒:無し
遅延・貸倒無しの優良な事業者が、外部環境要因でサービスを停止せざるを得なくなった、というのはなんとも寂しいものです。
もっともスマートレンドで募集していた一部の案件は、クラウドバンクで引き続き募集を行っています。
そういう意味では、まだ良かった事業者と言えるのかもしれません。
さて、これで残るは...
スマートレンドはこれで終了となりましたが、maneoに関してはまだまだ問題が残っています。
ちなみに私のmaneo関連における遅延は、現状で以下の通り。
・maneo本体:395万円+遅延予備軍140万円
・ガイアファンディング:300万円
・クラウドリース:210万円
・グリーンインフラレンディング:250万円
合計で1,300万円超ですが、まあ全損はしないだろうと思いますし、クラウドファンディングの累計確定利益も同額くらいありますので、気長に待つことにします。
かつてリーマンに端を発した金融危機の直撃を受け、その頃の全財産の3割を消し飛ばしたことに比べれば、投資総額の約15%が拘束されるくらいは想定内です(と、強がってみる)。
いずれにせよ、投資は自責。自責とは責任を負うということではなく、自分の行動の結果を受け止め、自分事として取り組むということ。
*以前に自己責任と書いたことがありましたが、適切な言葉ではないので自責に訂正します。
投資は損得がつきもの。どうせなら両方を楽しんで、投資活動を続けていきたいものです。
もちろん、得の方が良いのは言うまでもないですが(笑)。