今年の6月に公開された、クラウドファンディング市場調査報告書を読みました。
2019年の内容をまとめたものになります。
<目次>
出版が完全にフラグだった件
2019年には一部事業者での大規模な遅延発生があり、特に融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)にとっては岐路となる年でした。
そういえば私、ご縁いただき2018年の12月にソーシャルレンディングの書籍を出版したのですが、今から考えれば出版時期が完全なフラグでしたね。
出版時期の偶然を今さら嘆いてもしかたありませんので、厄落としだとでも思っておくことにします。
そんなわけで上記の書籍は、「お勧め事業者」の部分はまったく役に立たないものになってますが、それ以外のソーシャルレンディングの基本については、数ヶ月間頭を抱えながら執筆した良い思い出(?)があります。
私の資産構築に対する考え方も書いてますので、よろしければお手にとってみてください。
(ここに詳細を書くわけにはいきませんが、とある事情があり、本が売れても私に入る印税は雀の涙です)
融資型・不特法型クラウドファンディングの状況
さて、以上は宣伝でここから本題です。
「一般社団法人 日本クラウドファンディング協会」が2020年6月に発行した、「クラウドファンディング市場調査報告書」を読みました。
読みましたと言っても内容はほとんどグラフだったので、簡単に理解できると思います。
内容を抜粋します。
まずは融資型・不特法型クラウドファンディングの現状について。
(不特法型=不動産投資型クラウドファンディング)
年間募集累計額は2017年に1,300億円、2018年には1,800億円弱だったものが、2019年には1,150億円まで減少しています。
それでもまだ金額ベースでは、クラウドファンディング全体の8割以上を占めていますので、クラウドファンディング業界のメインエンジンが、融資型や不特法型であることに代わりはなさそうです。
2018年と比べ2019年は、maneo及びmaneoプラットフォームの募集がほぼまるごと吹き飛んでいるので、この減少は当然と言えば当然です。
一方で2019年~2020年にも新規事業者の参入は続いており、特に最近では上場会社の運営するクラウドファンディングや、不動産投資型クラウドファンディングも多く登場していますので、今後の巻き返しに期待です。
購入型は順調に伸びています
次に購入型のクラウドファンディング。
こちらは77億円(2017年)→115億円(2018年)→169億円(2019年)と、順調に伸びています。
2020年は新型コロナウィルス禍の中、クラウドファンディングが有力な「共助」として、脚光を浴びた年でもあると思います。
例えばCAMPFIREのサポートプログラム一つを見ても、2900件以上のプロジェクトに70億円以上の資金が集まりました。
こうしたことから考えても、2020年は購入型クラウドファンディングが大きく躍進する年になるのではないかと思います。
株式投資型はこれからに期待
最後に株式投資型。こちらも2019年は今一つという累計に終わりました。
ベンチャーやスタートアップに個人が投資できる、というのは夢のある話なのですが、一方で株式投資型はリスク(リターンの不確実性)が高い投資でもあります。
今後株式投資型が大きく発展するかどうかは、ひとえにEXIT(IPOやM&A)により、投資家に大きなリターンをもたらすことができるかどうかにかかってくると思います。
ベンチャーを応援するという、夢のある投資の「夢」の一部は、まぎれもなくお金によってできています。
個人投資家の財力は機関と比べれば小さいものですから、EXIT無しではやがて市場は頭打ちになってしまうでしょう。
株式投資型における日本のトップランナーはFUNDINNO(広告リンク)。
それ以外にも以下のような新規参入メンバーが増えてきて、案件の供給はそこそこ安定してきた印象です。
後は、多くの会社のEXITを期待したいところです。
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(*ただし、株式投資型はリターンの不確実性が高い投資ですので、実際に投資される場合には十分な調査と仕組みの理解が必要です)
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