CAMPFIRE生まれの融資型クラウドファンディング、「CAMPFIRE Owners」の話題です。
5号案件となる、カンボジア農家支援ファンドが募集開始になりました。
内容を紹介します。
<目次>
ファンドの概略
カンボジア農業支援ファンドは、カンボジア中央銀行から認可を受けたJC FINANCE PLC.(JCF社)への貸付を通し、カンボジア農家へのファイナンスサービスを提供することで、貧困問題を解決しようというものです。
・カンボジア農家支援ファンド5号(募集中)
予定金利:6.0%(米ドル建て)
運用期間:11ヶ月
募集総額:2,000万円
【CAMPFIRE Owners 公式サイト】(広告リンク)
貸付先が同じJCF社のファンドは、ネクストシフトファンド(直リンク)でも募集されていますが、そのネクストシフトファンドでは最近案件が出ていません。
もしかして、CAMPFIRE Ownersに集約することにしたのでしょうか。
貸し付けの仕組み
投資家は、案件取扱業者(CAMPFIRE SOCIAL CAPITAL)に投資を行います。
この投資資金は営業者(CAMPFIRE)を通じ、借入人であるJC FINANCE PLC.(JCF社)へ貸し付けられ、カンボジア農家の農機購入などに利用されます。
貸し付けは、JCF社へのリコースローン(借入人の全財産が返済原資となる形態)で行われます。
そのため、カンボジア農家からの回収が滞ったとしても、JCF社が返済することができれば元本は欠損しません。
もう一つの元本が欠損するケースは、営業者のCAMPFIRE本体がデフォルトすることですが、CAMPFIREは貸付債権の保証をしているわけではないため、この可能性は低いと考えています。
新型コロナウィルスの影響は?
日本も例外ではありませんが、この時期に投資を行おうとする場合、無視できないのが新型コロナウィルスの問題です。
カンボジアでは以前、新型コロナウィルスの感染拡大を防止するため、州の間の移動が禁止、国外との物流もストップスルなど、4月くらいには一時ビジネスが停滞したとのこと。
ただし上記の情報サイトによると、カンボジアにおける新型コロナウィルスの感染者数は、9月末時点で276人、死者ゼロ。
海外経由の感染が多く、現状でも海外との観光目的渡航はまだ開放されていませんが、国民は通常通りの生活に戻っているようで、農業向けファイナンスへの影響は小さそうです。
CAMPFIRE Ownersへの会員登録方法については、下記の記事もごらん下さい。