オーナーズブックの話題です。
最近は一時に比べ案件が少なかった、もしくは抽選式だったためにご無沙汰になってしまいましたが、久々に大型先着案件が出ました。
さっそく、案件の紹介をしたいと思います。
<目次>
新宿区オフィス第3号第1回
・新宿区オフィス第3号第1回
募集開始:12/18 18:00~
予定利率:5.0%
運用期間:25ヶ月
募集総額:5億円
担保など:対象不動産に対する第二順位根抵当権(現状LTV73%)
今回の案件は、「東京都新宿区西新宿7丁目2番6号」にある一棟ビル。
1986年建築、地下1階付き9階建てです。
地図を見てみましたら、なんと西武新宿至近。首都圏の事情にはあまり詳しくありませんが、これは一等地と呼んで不足はないでしょう。
担保構造
今回の担保構造は上記の通り。
評価額29.6億円は、さすが新宿駅至近の案件といったところだと思います。
シニアローンには銀行ががっつり入っていて、評価額に対する割合は56.4%。
そこに今回、メザニンローンとしてオーナーズブックが16.9%を貸し付ける形となります。
シニアローンが入っている以上、万が一にも物件が実は・・・ということはないでしょう。
また、地下1階・地上1階の店舗、及び2~9階の事務所は満室稼働しています。
気になる点
一方、気になる点もあります。案件紹介からざっと考えて、下記の通りです。
①1階は車庫→店舗(ファミリーマート)に用途変更され、9階には増築部があり、この点について建築確認・検査済証は未取得
②容積率オーバーの可能性あり
③万が一の場合、シニアローンを組んでいる銀行との間で利害相反が発生する可能性
④今後メザニンローンが拡大し、MAXで80%まで極度額が増える可能性がある
①、②については違反の程度にもよりますが、本当に違反なら銀行ローンすら降りない可能性があり、銀行のシニアローンが入っているということはそれほど気にする必要はないか? と考えます。
どちらかと言うと③による手続きの煩雑化、及び④によるリスク増大がポイントではないでしょうか。
このリスクとリターンをどう判断するかは、各投資家の判断一つだと思います。
なお私は、償還された資金が50万円ほど滞留していますので、投資する予定です。
オーナーズブックの変更点
オーナーズブックでは12/18以降、一つ重要な変更が行われます。
現在、OwnersBookでは会員以外の方も投資案件の詳細をご覧頂けますが、貸付型案件について、2020年12月18日以降、OwnersBookサイトにログインされた方のみ投資案件の詳細をご覧頂けるように変更いたします。
これは、借入人及び担保不動産に関する情報を一層適切に取り扱うことを目的とする変更であり、ログイン頂いた後はこれまで通り案件情報の詳細をご覧頂けます。
(お知らせメールより引用)
重要な部分は赤字。
つまり会員登録しないと、案件の詳細が見られないということになります。
オーナーズブックは、上場しているロードスターキャピタル社が運営しています。
私もこれまで68案件に累計3,674万円を投資しましたが、元本割れはゼロが続いています。
コロナ禍下では不確実性が高いため案件組成を見送るなど、堅実な運営態度にも好感が持てます。興味のある方は、この機会に会員登録をしてみてはどうでしょうか。