ロボットアドバイザー、「WelathNavi(ウェルスナビ)」で、確定申告に必要な年間取引報告書を入手しました。
その入手の方法と、報告書の内容をどう見ればいいかについて紹介します。
<目次>
正直、場所は分かりにくい
まずは年間取引報告書の入手方法。
正直なところ、リンクは分かりにくかったです。
できればお知らせやメールからダイレクトリンクで飛べればいいのですが、何か技術的(orセキュリティ的)な問題でもあるのでしょうか。
①「取引履歴」→「電子交付サイト」を選択
(画面はPC版です)
②受信年月を「202101」を含むように選択、報告書種類「全て」、状態「全て」で検索。
検索結果から「特定口座年間取引報告書」を選んでダウンロード
これで、年間取引報告書をダウンロードできます。
年間取引報告書の中身(その1)
次に、ウェルスナビの年間取引報告書の中身を見てみます。
まずは上半分から。
青枠で囲った部分が「株式等を売った金額」、赤枠で囲った部分が「株式等を買った金額」です。
株式取引であれば、仮に1年間売買を行わない、あるいは買うだけでホールドしている状態であれば、青枠や赤枠の欄はゼロです。この欄は税金の計算に使われるものであり、株等の税金は利益確定時にしかかからず、株をホールドしているだけでは税金はかからないからです。
ただウェルスナビではユーザが売却指示をしなくても、リバランス・税金最適化等の理由で自動的な売買が行われますので、青枠や赤枠の欄はゼロにはなりません。
「株式等を買った金額」と「株式等を売った金額」の差はマイナス、つまり取引により損失が出ている状態ですが、これはあまり気にすることはないと思います。
理由の一つは、株式等を売った金額の中には諸経費が入っていたり、あるいは税金最適化のための含み損確定があるため、マイナスになりやすいということ。
そして主な理由として、税金計算上必要なのは後述する配当を含んだ金額であり、もっとも重要なのは運用成績であるから、ということが挙げられます。
次で解説します。
年間取引報告書の中身(その2)
次に、年間取引報告書の下半分について紹介します。
青枠の部分が、所有しているETFから1年間に払われた配当で、赤枠の部分は上記にあった取引損失の金額です。
配当からは所得税、住民税、外国所得税が引かれていますが、このうち所得税と住民税については、取引損失の金額に応じて還付されていることが分かります。
それでもまだ、納付税額が合計¥9,842(所得税¥7,420+¥2,422)ありますが、これは2020年に別のロボアドを損切りしていますので、その分の損益を通算すれば取り戻せる予定です。
現在の投資実績
現在までの私のウェルスナビにおける投資成績は、下記の通り。
リスク選好度は最低の「1」での運用を行っています。
新型コロナからの金融緩和による株高を受け、運用資産は順調に成長中。
運用を開始した2018年8月頃からの累計で、日本円ベース+10.7%、米ドルベース+15.5%の成績を残しています。
全資産クラスにおいて利益が出ている状態。オールグリーンは気持ちいいですね。
ロボアドについては賛否もありますが、個人的には初心者が投資の基本を学ぶ場所として、悪くないと思っています。
それに私にとっては、では裁量取引でこれを超えるパフォーマンスを出せるかと言われると、その自信はないわけで。私のようにいらんことしいの投資家にとっても、良いサービスだと思います。