株式投資型クラウドファンディング(ECF)の話題です。
CAMPFIREの運営するECF「CAMPFIRE Angels」の運営会社が、名称を変更するというお知らせ。
「CAMPFIRE」を名乗ることは決意の表れだと思いますし、今後の動きに期待がもてます。
<目次>
「DANベンチャーキャピタル」から社名変更
今回のプレスリリースは、PR TIMESに掲載されています。
一連の流れを簡単に説明すると、以下のようになります。
・DANベンチャーキャピタル社が、2017年から「GoAngel」という名前の株式投資型クラウドファンディングを運営
・2019年に、DANベンチャーキャピタル社はCAMPFIREグループに加わる
・2021年4月15日付けで、社名をDANベンチャーキャピタルから「株式会社CAMPFIRE Startups」へ変更
これまでサービス名だけに冠していた「CAMPFIRE」を、社名にも冠することは一つの覚悟の表れだと思いますし、今後の動きやサービスのさらなる発展に期待です。
株式投資型クラウドファンディングのおさらい
株式投資型クラウドファンディング(Equity CrowdFunding:ECF)は、クラウドファンディングの1類型です。
インターネットを介して不特定多数の投資家から資金を集める、という仕組みがクラウドファンディング。
集めた資金をベンチャーやスタートアップに出資し、個人投資家でもこれらの企業に投資できるようにしたのが、株式投資型クラウドファンディングです。
事業者が目利きしているとは言え、全てのベンチャー企業が順調に成長するわけではありませんが、出資先の企業がM&AやIPO等でEXITすれば大きなリターンを得られるのがメリットです。
一方で、残念ながら事業が成功しなければ出資金は大きく毀損するわけで、堅実なリターンを追求して行う投資ではありません。
応援したい企業、育って欲しい企業に出資し、一緒に成長を楽しんでいくというスタンスが大事だと思います。
ECFの利用方法:複数のECFへ登録する意味
株式投資型クラウドファンディング(ECF)は上で説明した通り、ベンチャーやスタートアップへ投資することで会社の成長を一緒に応援し、EXITした際には大きなリターンを楽しみにする投資です。
上記のことは何の反論もありませんが、私は個人的にECFについて、もう一つの利用法を提唱しています。
それはECFに登録し、新規案件の情報を自らの学びに利用する、という方法です。
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ベンチャーやスタートアップの企業が行うビジネスは、その領域における先端であることが多く、ビジネスの内容を調べていくことは自分の学びにつながります。
また、ECFでの資金調達は総量規制があるため、Aというプラットフォームを利用した事業者が、次にBというプラットフォームを利用することは基本的にありません。
そのため自分の興味のある事業者に出会うためには、門戸を広く取る必要があり、つまり複数の事業者に登録しておく意味がある、ということになります。
あらゆる資金ニーズへの対応
CAMPFIREのグループでは、今回紹介した以外にもCAMPFIRE本体(購入型)、CAMPFIRE Owners(融資型)と、複数の種類のクラウドファンディングを扱っています。
あらゆる資金調達ニーズに応えるCAMPFIREグループにおいて、「スタートアップ領域」を包括的にサポートする会社を目指します!
— 家入一真 / CAMPFIRE CEO (@hbkr) 2021年3月15日
株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」運営のDANベンチャーキャピタル、「株式会社CAMPFIRE Startups」へ社名変更 https://t.co/o2LtdbWmmU
「あらゆる資金調達ニーズに応える」CAMPFIREは、クラウドファンディング投資を行う上では注目の事業者となるでしょう。私も注目&期待しています。