不動産投資型クラウドファンディング「CREAL(クリアル)」の話題です。
今回は新案件への投資と、CREAL×Tポイントに関する所感などを書いていきたいと思います。
<目次>
ドムス・スタイル森下へ投資
CREALで募集中の新案件、「ドムス・スタイル森下」に投資を行いました。
・ドムス・スタイル森下
募集期間:~2021/04/06 20:00
予定利率:4.5%
運用期間:12ヶ月
備考:劣後出資あり(10%未満)、マスターリース方式
コロナ状況下でも底堅い需要があると思われる、レジデンス案件への投資です。
後述する理由のため、今回は50万円の投資を行いました。
劣後出資比率とマスターリース方式
今回の案件、劣後出資比率が10%未満と少ないことは難点だと思います。
ただし一方で、クリアル社のマスターリース方式(*)になっていますので、劣後出資比率が少ないことによるリスクは一定程度カバーされていると判断しました。
*クリアルパートナーズ社が物件を一括借り上げし、毎月の固定賃料を支払う仕組み
マスターリース方式がなければ、入居者の退去した時に賃料減収が起きます。その減収が劣後出資分で引き受けられればいいのですが、引き受けられない分は投資家の損害になります。
一方でマスターリース方式であれば、入居者が退去しようが固定賃料は変わらず、クリアルパートナーズ社(回り回って言えばクリアル社)の財務や経営が安定していさえすれば、劣後出資の割合の多寡はそれほど問題にはなりません。
こういった事情から、資金の一部を分散投資することにしました。
CREAL×Tポイント
CREALはTポイントと提携し、不動産投資型クラウドファンディングのサービスをT会員に提供することになりました。
CREAL×Tポイントで投資家登録をして投資することで、Tポイントがもらえる(基準は0.5%)という仕組みなのですが、既存のCREAL会員がCREAL×Tポイントに移行できないことが問題です。
これについて、私見を少し述べてみます。
まず投資家には投資するしないの自由があり、事業者にはサービスを設計する自由があるのが大原則です。
事業者のサービスが自分向きではないと思えば、投資家は投資しないという行動で示せます。気に入らないという個人の考えは自由ですが、それをがなり立てたり扇動したりするのは、単なるクレーマーの類です。
個人的には今回の件、既存投資家の移行ができないことについては、「既存投資家の反発招くんじゃない?」とは思います。しかし反発を抱くのは自由でも、それを放言するのは自由ではありません。
制度が変わり誰かが得をして誰かが損をする、そんなことは投資の世界だけではなく、世の中でいつだって起こりうることです。世の中は自分を中心にして回っているわけではないので、むしろ自分にとっては都合の悪い出来事ほど起こりやすいものでしょう。
既存会員が移行できないなら家族名義にするなど、いくらでも方法はあります。
制度の変化を受け入れ、どう自分の利益になるように工夫するか、そこに頭を捻るのが投資であり資産構築の醍醐味だと思います。
それに考えようによっては、Tポイントとの連携によって事業が拡大(もしかしたら上場?)することでクリアル社の経営が盤石なものとなれば、マスターリース方式を採るCREALの案件には朗報になるでしょう。
ということで私としては、既存のCREAL会員がCREAL×Tポイントへ移行できないのは残念に思いますが、残念に思うだけです。それならそれで、次の手を考えて自分の利益につなげていきたいと思います。