不動産投資型クラウドファンディングは、2019~2020年に始まり大きく成長している領域の一つ。
それまでにも不動産を小口化する投資商品はありましたが、クラウドファンディングの仕組みを利用することにより管理コストが減り、より多くの投資家が参加できるようになったのが大きな理由です。
そんな中、投資を検討している営業者を二つほど紹介します。
<目次>
新興国不動産への投資:TECROWD
一つは、新興国(今のところはモンゴル)への不動産投資を行う、TECROWD(テクラウド)です。
新興国の不動産にはカントリーリスク、あるいは商習慣の違いによるリスクが存在しますが、
・TECROWDを運営するTECRA社は新興国での取り扱い実績が豊富
・対象としているのはTECRA自身が工程・品質の管理・監督に責任を持つ不動産のみ
・モンゴル上場企業との円建て一括借り上げ契約
・優先劣後方式あり
という内容から、一定のリスク軽減は図られているものと推測されます。
TECROWDの案件特徴
TECROWDでこれまで募集された案件は、いずれも数千万円単位。
TECROWD2号~4号ファンドについては、同じレジデンスが募集対象になっていることから、大型案件についてはいくつかのポーションに分けて募集することになるようです。
これまでの4案件は、全て条件は「年利8%(円建て)、期間24ヶ月」。
同時期にサービスを開始したVictory fund(広告リンク)、サービスを本格化させたWARASHIBE(広告リンク) が10%以上の案件を出してくる中、存在感が少し隠れてしまった感がありますが、不動産投資型クラウドファンディングのカテゴリでは十分な高利率です。
そうはいっても新興国では何が起こるか分からないので、初めての不動産投資型クラウドファンディングとして投資するかと言われると疑問ですが、すでに不動産投資型に投資している経験者が、リスク分散のために投資対象とするのはアリだと思います。
ということで、登録して次の案件に参加したいと思います。
大阪の不動産投資型:なにわファンド
もう一つ検討中なのが、寝屋川市に本拠のある不動産会社「株式会社アンビシャスホーム」が運営する、不動産投資型の「なにわファンド」。
(こちらはネット契約ではなく郵送契約なので、厳密にはクラウドファンディングではないのですが)
2号案件は利率6%、24ヶ月、募集単位は50万円以上10万円単位。募集単位が大きいのは、郵送ゆえに投資家が多すぎると管理コストが嵩むためと思われます。
さらに2号案件では、出資金額の1.5%分のギフトカードがプレゼントされます。
最近はこういった地場密着、いわゆる「ご当地型」の営業者も多く登場するようになってきました。
近いうちに、私が検討or投資している「ご当地型営業者」の紹介と、どのような利点があるのかをまとめた記事を書きたいと思います。