クラウドファンディングのプラットフォームを営む「FUEL(フエル)」と、そのプラットフォームの一つである「CRE Funding」の話題です。
CRE Fundingは東証一部上場のCREグループによる案件で、倉庫・物流不動産に特化したクラウドファンディング。
現在の倉庫・物流不動産の状況や、FUELの新たな提携先について紹介します。
<目次>
倉庫・物流不動産マーケットレポート
CRE Fundingからは四半期に一度、「倉庫・物流不動産マーケットレポート」が発行されます。
物流や倉庫というのは景気の重要な指標となるだけに、景気の現状や先行きを占う上で重要です。景気に関係する投資や、不動産投資をする方には参考になる情報もあるでしょう。
投資していなくとも、CRE Fundingへ会員登録していればレポートは発行されるはずですので、興味がある方は下記からどうぞ。
(CRE FundingとFUELはマイページが共通なので、どちらかに登録すれば両方に投資することができます)
主な都市圏における倉庫の状況
「倉庫・物流不動産マーケットレポート」からの引用で、主な都市圏における倉庫の状況を紹介します。
まずは首都圏。
首都圏においては全てのエリアで需要は旺盛、倉庫の空室率は0.5%とほぼ満室状態が続いています。
近畿圏は、阪神神戸港を除いたエリアで旺盛な需要で、倉庫の空室率は2.6%程度。
最後に名古屋圏ですが、名古屋北ゾーンでは供給が需要を上回っている状況とのことで、倉庫の空室率は7.6%。
ここ最近の半導体不足による自動車の減産も、もしかしたら影響しているのかもしれません。
名古屋圏を除いては物流・倉庫はおおむね需要が旺盛とのことで、CRE Fundingで対象としている案件は盤石と言えそうです。
CRE Funding最新の10号案件は2021年2月の募集だったので、そろそろ次の案件が楽しみな頃です。
ディア・ライフとの業務提携
FUELは先日、東証一部上場のディア・ライフ社との業務提携を発表しました。
専用ウェブサイトを開設し、ディア・ライフが手掛ける不動産開発事業へ投資できるファンドが提供されるとのことで、また一つFUELで投資できる対象がフエルことになります。
今年夏には、FUELで高島屋グループのソーシャルレンディングも開始予定とのことで、1つのアカウントで様々な事業者や不動産タイプへの投資ができることになりそうです。
クラウドファンディングで分散投資をしようと思えば、これまでは数多くの営業者に口座開設をする必要がありました。
FUELのプラットフォームは、その問題を解決する一つの答えになりそうです。