貸付投資の「Funds」から、興味深い案件が登場しました。
融資型と不動産投資型の垣根を取り払うかもしれない案件で、今後このような案件は続くのかどうか、楽しみです。
<目次>
案件概略
今回話題とする案件はこちらです。
・ビーロットB-Den(ビデン)不動産ファンド#1
募集期間:~5/24 10:00(抽選)
5/27 19:00~(先着)
予定利率:1.5%
運用期間:約10ヶ月
募集総額:1億円
保全など:東証一部上場 株式会社ビーロットへのリコースローン
貸付先は、東証一部上場のビーロット社(3452)。
主力は不動産の投資開発事業で、それ以外にコンサルティング事業やマネジメント事業を行っています。
今回のファンドは、不動産事業の事業資金に利用するとのことですが、それ以外にも後述する不動産投資型クラウドファンディングへの導線としての役割もありそうです。
投資家優待情報
今回のファンドに1万円以上投資すると、以下の対象宿泊施設における宿泊が1000円OFFとなるFunds優待が送付されます。
・WISE OWL HOSTELS SHIBUYA
・WISE OWL HOSTELS KYOTO
・ホテル・トリフィート博多祇園
・ホテル・トリフィート金沢
・ランドーホテル札幌スイーツ
京都にもホステルがあるようですが、長期滞在やワーケーション用という印象で、残念ながら住まいが京都にある私向けの施設ではなさそうでした。
不動産投資型との関係
そのうちブログで紹介しようとは思っていたのですが、今回の貸付先であるビーロット社は不動産投資型のクラウドファンディングを運営しています。
名前をB-Den(ビデン)と言い、土地が肥えたよい田地、転じて財産を意味する「美田」という言葉から名付けられたサービスです。
今までのところ、年利2~3%、運用期間半年~1年程度のファンドが多いようで、上場会社の運営する堅い不動産投資型クラウドファンディング、という印象です。
ビーロット社がクラウドファンディングで貸付資金を集める理由には、このB-Den(ビデン)へのユーザを集めたいという側面もあるのではないかと推測しています。
ビーロット社の開発案件にはレジデンスやホテル、太陽光発電所まであり、これらが不動産投資型クラウドファンディングに登場することになると面白いことになりそうで、個人的に期待大です。
次々と生まれる、投資による関係
Fundsでは、投資を通してコミュニティを育むという、新しいかたちのマーケティング「FinCommunity Marketing」を運営しています。
投資を通じて事業を応援するコミュニティを作るためには、前提として投資案件を失敗させるわけにはいきません。そのため、FinCommunityの案件は事業者、投資家の双方にWin-Winとなるものです。
最近では、「貸し付けない貸付投資」「無借金経営の会社への貸付投資」という、一見すると矛盾するような案件も出てきました。詳しくは下記の記事をどうぞ。
(会員登録方法の紹介記事)
fanblogs.jp
(追記)チューブを絞るように
資金回転が間に合わない(そもそも今月は資金投入しすぎた)ため、今回の案件は当初見送る予定でした。
ところが、ちょっと見逃せない情報が出てきました。
「ビーロットB-Den(ビデン)不動産ファンド#1」に一定額以上投資頂いた方に、投資額に応じて最大15万円分のAmazonギフト券をプレゼントするキャンペーンを行います。
30万円で1.33%、50万円や100万円では1.4%、最大で投資額の1.5%に相当するAmazonギフトが上乗せされるということは、投資期間10ヶ月+ギフト券が一時所得に当たる(控除枠年50万円)ことを考えると、年利ベースで実質2.0~2.3%ほど上乗せの効果があります。
これなら十分アリですね。今月最後、チューブを絞るようにして資金を捻出したいと思います。