不動産投資型クラウドファンディングの「大家.com」における、重要な変化について紹介します。
変化が起きた点が、大家.comの大きな特徴であるため、今後このような状況が続くのか、あるいはさらに変化が起こるのかは注目すべき点です。
<目次>
初めての満額未達成
大家.comの案件は開始以降、満額達成を続けていましたが、8号案件(グローベルIOT新築アパート×日本保証買取保証付#8)で始めて満額未達成という結果になりました。
8号案件が募集総額9,000万円と高く、他の営業者での募集と重なったなど色々な条件があったのでしょう。
ただその後の9号案件では利率を4.5%に上げ、満額達成しています。利率については今後も微調整が行われていくのでしょう。
大家.comにおける重要な特長
大家.comは不動産投資型のクラウドファンディングであり、通常の不動産投資型の営業者と同じく、劣後出資の仕組みがあります。
これは投資家と営業者が同じ案件に出資し、損が発生した場合は営業者が先に損を被る仕組みとすることで、営業者と投資家の利害関係を一致させるものです。
加えて大家.comでは、株式会社日本保証による買取保証が付いています。
これは対象不動産に対しての買取保証を行うものですが、あくまでも不動産対象ですので元本保証ではなく(そもそも元本保証は禁止)、不動産に不慮の事態が発生した場合は買取保証ができない可能性もあります。
ただし劣後出資に加えて買取保証が付いているのは、今のところ大家.comの案件しかなく、出資金の保全が高まっていることは間違いありません。