融資型クラウドファンディング、「AGクラウドファンディング」の話題です。
ついにアイフルグループが、融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)へ参入しました。最初の案件の内容と、意義について紹介します。
<目次>
アイフルグループのソーシャルレンディング
AGクラウドファンディングは、アイフルグループの100%子会社が運営する融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)です。
事業者の紹介、会員登録方法については下記の記事をどうぞ。
SAMURAI証券の元社長で、今でもツイッターではお世話になっている澤田氏が役員になっているということで、私としては俄然注目株の事業者です。
また、下記のFintennaさんの記事でも、取材とか構成とかをお手伝いさせていただきました。
最近はこういったお声がけをいただくことも多く、有り難い限りです。
1号案件は、アイフルへの貸付
AGクラウドファンディングで最初に募集されるファンドは、アイフル本体への貸付です。
・アイフルファンド #1
募集開始:09/15 12:00~(先着式・後入金)
予定年利:1.38%
運用期間:6ヶ月
募集総額:5,000万円
保全など:アイフルへのリコースローン
無担保・無保証での貸付ですが、実質的にはアイフルが破綻しなければ投資家の元本はほぼ守られる上、5,000万円のためにアイフルがどうこうなる可能性は極めて低いので、実質的には固い保全のある案件と言えるでしょう。
また、投資家への予定利率1.38%に対して実貸付利率が1.45%ということは、ほとんど利益がありません。
こういったことから、今回はアイフルが融資型クラウドファンディングに参入するためのきっかけとなるファンド、と言えそうです。
ファンドの意味と投資する意義
今回のファンドはアイフルに対するリコースローンで、実質的には保全が強く効いているとは言え、利率1.38%では今一つ・・・と言う意見は当然あると思います。
実際は後述のキャンペーンでもう少し利率は上がりますが、それでもさほどの好条件ではありません。
そんなファンドに投資する意義の一つは、Fintennaの記事にある下記の内容。
その後状況が整えば、他社向けの貸付を始めたいと考えています。その際には不動産担保の付いたファンドを中心に考えており、アイフルのグループ会社による保証を付保することも検討しています。
サービス当初はファンドの種類が少ないことが予想され、投資家の方々には魅力を感じ取っていただきにくいかもしれませんが、初期から投資していただいた方向けの特典を用意するなど、投資家側にメリットのある仕組みを検討しています。
赤字の部分については、私からも投資家の立場としてお願いしておきました。
イノベーターやアーリーアダプターはそれ以後の参加者に対して、よりメリットがあって然るべきだと思うからです。
もう一つの投資する意義は単純に、通常はお金を貸す相手であるアイフルに、逆にお金を貸せるという痛快さ。
分かってもらえる人だけ分かってくれればいいのですが、これこそクラファン冥利に尽きるというものです。
(AGクラウドファンディング 会員登録方法)
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