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【試論】「最適解」という名の思考停止



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今回は少し、試論を書いてみたいと思います。

金融市場における偉大な投資家が勧める投資商品とは? という、良く目にする内容が元ネタになります。


<目次>

 
 

インデックス投資が「向く」条件


今回の元ネタはこちら。


(関連記事)
www.moneypost.jp


ウォーレン・バフェット氏、エドワード・ソープ氏という異なる投資遍歴を持つ偉大な投資家が、揃って勧めるのは「意外にも」低コストのインデックス投資である、という内容です。


個人的にはこの推奨は意外でもなんでもなく、背景や遍歴の異なる様々な人に対して投資を勧めようとした場合、一般解が低コストで対象分散型のインデックス投資レバレッジ無)になるのは当然です。

(以降、当記事においてインデックス投資とは上記の低コスト・分散・レバ無・インデックス投資を指します)


ですからそこで思考を止めてしまうのではなく、十人十色のこの時代、そういった投資が向く人の属性まで掘り下げることが重要でしょう。

個人的に、米国株や全世界株へのインデックス投資が「他者に勧める第一選択肢」となるのは、その人が


・投資に対して十分な判断力を持たない人

・投資に労力をかけるつもりがない人

・投資は手段であり楽しみではない人


のどれかに当てはまる場合、と考えています。逆に言えば上記のどれにも当てはまらない人にとって、先の推奨は「ご高説承りましたが、ンなこと分かってます」になるわけです。
 
 

万人の共通解はΦ


私だって、もし不特定多数に何らかの投資商品を推奨するシチュエーションであれば、同じ低コスト分散インデックスという結論に至りますし、実際にそのような推奨をしたこともあります。


ではなぜ自分ではやらないかというと、単純に「私がつまらない」からです。


先の記事で話題に出ているような、低コストのインデックス投資よりも良い投資法はないかもしれません。

でも、もっと【面白い】投資法はあります。そして投資法に理論最適を求めるか面白さを求めるかは、突き詰めれば個人の自由です。投資の世界は民主主義ではなく、多数派が正しいわけでも上位なわけでもないのですから。


「万人の共通解はΦ(空集合)」。みんな違ってみんな良い。

投資の世界は民主主義ではありませんから上位も下位もなく、さらに他人の投資成績に一切の責任も義務も負わなくていい代わりに権限もなく、つまりは誰もが等価値です。何が正しいのかなど人にとって千差万別であり、正しさを定義することができない世界です。
 
 

「正しさ」という束縛


前段で投資の世界においては一人一人の価値観が等価であり、正しさも人それぞれだと書きました。これは、正しさを振りかざすことができないことも意味します。


乱暴な表現かもしれませんが、自分が正しい知識を(真偽さておき)持っていることが、他人の間違いに不躾に介入できる権利だと思っているなら、それは過激派の思考です。

しかもこの思考は往々にして、クラスタの多数派側で広まりやすいものです。


私たちは民主主義の世に生きている以上、多数派であることはそれだけで正当性を担保し、少数派よりも上位にあると思い込んでしまう傾向にあります。さらに多数派は文字通り数が多いために考えが多様化しがちで、その中から正しさを振りかざす思考を持つ人を生み出す可能性が高くなるためです。


一方で少数派は多数派に比べ承認される機会に乏しいこともあり、自分たちの正しさを信じていません。

「みんな違うのが当然」「自分の考えは自分と少数にしか共通ではない」と思っているから、相対的に過激な思考が抑えられる傾向にあると考えます。

(扇動者がいる場合などの例外は除く)



ぶっちゃけて言えば、「自分が正しい知識を(真偽さておき)持っていれば、他人の間違いに不躾に介入できる権利」なんてのが本当にあれば、私はクラウドファンディングやロボットアドバイザーの分野においてどれだけの人に介入し、どれだけの意見をぶった切る権利を持ってきたことでしょう。

私にそんな権利はありません。同様に、多数派の側にもその権利はないはずです。
 
 

インデックス投資はバカにされている?


記事の中で、橘玲氏が「日本ではなぜかインデックスファンドを使った運用がバカにされますが」と言っているシーンがあります。

橘氏は日本におけるインデックスを広めた功績者であることに疑いは持ちませんが、この言葉には少し引っかかりを覚えました。


誰が「インデックスをバカにした」主体で、何がその理由だと思っているのでしょうか。


インデックス投資が優秀であることと、日本においてインデックス投資が(相対的に)広まっていない事は両立します。

貯金指向の強い日本において、「***投資は優秀だ!」などと大上段から振りかぶったら、その言葉が事実であるかどうかに関わらず多くの人は怪しく感じて遠ざかり、概念を理解する一部の人も「そんな自信満々に言えるのか?」と疑念を抱きます。



現状の日本において、投資自体を胡散臭く感じる人間はまだ多数派です。

であれば、投資に対する認識を弁えて伝え方を工夫しなければ、広く支持を得ることは叶いません。日本において毎月分配型投信や高手数料アクティブ投信のシェアが上位に来ているのは、その商品の優秀さゆえではなく、それを広めたい人が「うまくやった」からです。

目的は手段を正当化しません。どんなに素晴らしい理念でも伝わらなければ価値はないし、逆に私利私欲混じりの理念であっても、伝われば官軍です。


乱暴な言い方かもしれませんが、インデックス投資がバカにされていると感じるのなら、その理由の一端は「インデックス投資が最適解である」というごり押しから来ているとも言えるわけで、何にせよこの現状が結果であり、責める対象は誰でもありません。
 
 

終わりに:過激思考の生まれるところ


 ソーシャルレンディング投資記録


様々なことに一定の信用をおくのは重要ですが、その信用は裏切られても文句を言わないという覚悟と裏表。

無条件の信用は「信仰」あるいは「盲信」と名前を変え、過激な思考を生む温床となります。


世の中で広く正しいと信じられていることも、無条件には信用せず疑ってかかる(あるいは適用される範囲を考える)ことが必要であり、そういった思考を最適解という言葉で停止するべきではありません。

*法律等、世の中のルールはまた別の話です。



自分が信じていることが、どこかで間違っているかもしれない、適用される範囲が限定されるかもしれないという前提に立てば、「自分が正しい知識を(真偽さておき)持っていたとしても、他人の間違いに不躾に介入する権利にはならない」ことも自明の理です。


「三角形の内角和は180度」でさえ状況によっては不正解になるように、世の中には正解なんてないし、だから面白いものです。

万人の正解があったら、それこそ興醒めというもの。そんな答えは「42」くらいで十分です。
 
 



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