融資型クラウドファンディングの「バンカーズ」で募集された/募集されている、とあるファンドについての紹介です。
なかなか面白い仕組みのファンドを見逃してました。しかもこのファンド、かつての「アレ」と似ています。
<目次>
3つのキャンペーン
バンカーズでは現在、3つのキャンペーンが実施されています。
(いずれも期限は2022/03/31)
①春の投資キャンペーン → 2/1~3/31の累計投資金額に応じ、楽天ポイントプレゼント
②初めて投資キャンペーン → 2/1~3/31の募集ファンドに初めて10万円以上投資すると、楽天ポイント1,000Pプレゼント
③新規会員登録キャンペーン→ ~3/31までの新規会員登録で、楽天ポイント1,000Pのプレゼント
それぞれの詳細については、下記の記事で紹介しています。
(関連記事)
www.sallowsl.com
③の新規会員登録キャンペーンについては、「3/31まで」「当ブログの広告リンク経由」で、通常楽天ポイント1,000Pのところ倍の2,000Pがプレゼントされるタイアップキャンペーンが実施中です!
(参考URL)
www.bankers.co.jp
(注:参考URL先からの会員登録は、タイアップキャンペーンの対象外となります。
下記のバナーなど、当ブログの「広告リンク」からの会員登録をお願いします)
No.43 不動産担保ローンファンド
今回紹介するファンドは、バンカーズで募集されている「No.0043 不動産担保ローン事業支援ファンド第2-7号」です。
(あくまでも一例で、これまでに同様のファンドが複数回募集されています)
・不動産担保ローン事業支援ファンド第2-7号
予定年利:2.73~3.19%
運用期間:6ヶ月
募集金額:6,600万円
保全など:①不動産案件:不動産担保(LTV70%以内)
②商業手形割引:商業手形の債権
バンカーズ名物(?)の、融資型ファンドと商業手形割引を組み合わせたファンドです。
商業手形の割引が行われる(≒手形が割られる)と手数料が減るために年利が減り、割引が行われず支払期日を迎えれば年利が増えるという仕組みになっています。
この組み合わせもユニークなのですが、今回重要なのはそこではなく、不動産担保ローンファンド側の仕組みです。
「担保の入れ替え」ということは、つまり・・・
今回のスキームで重要な点を、赤枠で示しました。
案件の説明によると、以下の通りです。
⑤で借手から最終期日に返済があるまでの期間、融資金額の範囲内において、担保設定する借手の貸金債権および担保不動産が入れ替わるスキームとなります。本スキームの導入により、出資者は、ファンド運用期間中に担保不動産売却による早期償還がなされることなく最終期日まで当初の出資金額で運用され、分配金を享受できるようになります。
つまり担保となる不動産は、一つが早期償還されたら次を組み入れるといった感じに入れ替わりが発生することになります。
これと似たような仕組みには覚えがあります。SBISLの常時募集型不動産担保ローンファンドです。
常時募集型との共通点と相違点
SBISLの常時募集型ファンドは、複数の事業者からの資金需要と投資家からの出資金をマッチングさせ、月に2回のペースでローンファンドを組成していました。
一方こちらのファンドは常時募集ではない点が異なりますが、「担保不動産の中身が入れ替わる」という点では共通しています。
「担保不動産の中身が可変」というファンドは金額・運用期間の両方で自由度が高く、またSBISLの常時募集型のように複数の事業者へ貸付を行うことも可能(*)になります。
*各々の担保・事業者をきっちり査定するのは前提です
バンカーズの貸付先企業には、SBISLの常時募集型で貸付先だった企業が散見されていたあたりで何となく予想していましたが、このファンドは今後実績を積めば、SBISLの常時募集型ファンドに成り代わることもできるのではないか? と個人的に期待をしています。
(SBISLについては最終的に問題があったことは事実ですが、常時募集型ファンドでは一切問題は起きていません)
実際、バンカーズはSBISLの全株式を譲渡され、SBISLの事業承継を行うことになりました。次の動きに期待です。
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