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「銀行に預けて年利1%」の理由は、**ではないから。



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貸付投資の「Funds(ファンズ)」で登場した案件を詳しく調べると、面白いことが分かったので紹介します。

実質的に、銀行に預けて年利1%(ただし運用期間は3ヶ月)の上に特典が付いてくる、という案件です。


<目次>

 
 

NewsPicks Studios応援ファンド#1


今回紹介するファンドは、「NewsPicks Studios応援ファンド#1」です。


・NewsPicks Studios応援ファンド#1

 募集期間:~3/22 10:00(抽選式)、3/24 19:00~(先着式)
 予定年利:1.0%+特典(後述)
 運用期間:3ヶ月
 募集金額:7,500万円(うち6,500万円が抽選式)
 保全など:ファンズ・マーケティング社へのリコースローン


 Funds ファンズ


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今回のファンドには、これまでのFunds(ファンズ)で数回登場したスキームが登場します。


私の知る限り、このスキームを利用している融資型クラウドファンディング事業者は他になく、Fundsのオリジナルです。その最大の特徴は、「銀行に預けているのに年利1%」という点。


もちろん通常、銀行に預けて年利1%という数字はあり得ません。その理由を説明します。
 
 

大きな理由は、**ではないから。


Funds


Funds
Funds(広告リンク)


なぜ銀行に預けて1%という年利になるのか、その理由は上記の赤枠部です。


投資家が実際に貸付を行っているのはNewsPicks Studios社ではなく、ファンズの中で広告業務を取り扱っているファンズ・マーケティング社です。

投資家からの資金は、広告主(NewsPicks Studios社)の一時的な資金需要に備え最大2割があてがわれますが、8割以上は銀行預金で留め置かれます(*)

これは状況証拠からの推測ですが、おそらく全資金が銀行に留められるはずです。



銀行に預けて年利1%になる理由は、「貸付ではないから」。

投資家が受け取るのは貸付金利ではなく、広告主(NewsPicks Studios社)からの広告料。つまりこのファンド自体がNewsPicks Studios社の宣伝手段である、というわけです。

(これは、抽選式で多くの投資家に参加してもらおうとすることからも読み取れます)
 
 

参加企業から見る、広告スキームの利点


これまでもFunds(ファンズ)では、モバイルファクトリー社やサントリーコミュニケーションズ社などの案件で同様のスキームを利用してきました。


 Funds ファンズ

 Funds ファンズ


【Funds 公式サイト】(広告リンク)


このようなスキームは、投資家には(利率は控えめながら)安定的な案件を提供する利点がありますが、一方で広告主側にも利点があります。それは社内の稟議です。


真っ当な会社であればあるほど、「会社として貸付投資を利用する」つまり借入を行おうとすると、まずまちがいなくCFOクラスの承認が必要でしょうし、なぜわざわざ銀行以外から借入をするのかという理由で止められることも多いでしょう。

一方で広告スキームを利用すれば、会社としての出費が同じであっても広告料の決裁に必要なのはIRか広報部の部門トップ、もしくは担当役員で済み、圧倒的に利用しやすいスキームとなるわけです。
 
 

景表法から見る、広告スキームの利点


今回のファンドでは、35,000円以上の投資でNewsPicksの90日無料(4,500円相当)が特典として付いてきます。


この微妙な数字は景表法の「総付景品の限度額」に配慮してと思いますが、景表法は今回のように取引主体(ファンズ・マーケティング社)と景品の提供主体(NewsPicks社)が違っている場合はグレーゾーンです。

ただそこでケンカしてもしかたないので、念のため景表法に従ったのだと推測しています。


Funds ファンズ


また物品や役務の取引に付随した景品の場合、景表法による上限が定められていますが、一方で値引きやアフターサービスには景表法は適用されません。


つまりやろうと思えば、「ある案件に投資する+その会社のプロダクトを購入すると、投資家限定半額+アフターサービス無料」などという、融資型+購入型のハイブリッドファンドなどもできるわけで、これからの動きが楽しみです。


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Funds
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