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新社会人の時期向け雑記:会社ってこんなもの?



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4月、新生活の時期向けの雑記を書いてみます。

すでにFIREしたおっさんから、自分の勤めていた会社に基づいた「会社ってこんなもの」論です。


<目次>

 
 

初めにおことわり


私は数ヶ月前に退職した身ですが、それまでは20年前後会社勤めをしてきました。


勤めていた会社は、東証再編後で言えばプライム市場のtoB製造業で、外資ではありません(いわゆるJTC=Japanese Traditional Companyに近い会社だと思います)。

この雑記は私の会社勤めの経験に基づいて書いているものなので、業界や会社が異なれば当然社風も異なり、一般論として語れるものではないことはおことわりしておきます。



私は決して優秀な社員ではありませんでしたが、それでもいくばくかの資産を築いてFIREしたということは、無能ではなかったのでしょう。そんなおっさんの戯言と思って、ご笑覧いただければ幸いです。
 
 

会社は正しさを探す場所ではない


 ソーシャルレンディング投資記録


生徒や学生だったころに必要だったのは、知識とその応用、そして「正しさ」の追求でした。


その延長線上で会社に入るのは自然なことですが、会社に入るということは「会社員としてゲームに参加する」ということを意味します。それはつまり、会社員としてのルールの上で勝負するということです。

そして会社は、正しさを追求する場所でもなければ、正論が通る場所でもありません。



組織内でまかり通る「正しさ」とは組織の利益になるかどうかで決まり、会社の中における「正論」とはその当人の職位によって決まるものです。

乱暴な事を言えば、組織に貢献しておらず職位も一番下の新入社員には、主張できる正しさも正論も持ち合わせていません。ひのきの棒では竜王には勝てない理屈です。



もしそれでも正しさを主張したければ、少なくとも労働法とその判例を背負っておく事が必要でしょう。

もっとも労働法に違反しているかどうかを決めるのは、従業員でも会社でもなく裁判所です。下手に「労働法違反」を喚き立てれば、それは会社と従業員とのパワーゲーム(という名前の一方的なボコ殴り)になりかねないことは承知しなければなりません。
 
 

上司も人間です


「新入社員の歓迎会で新入社員の多くが欠席し、上司が怒った」という話を見かけました。

多分今の時代は、これが正しいのでしょう。それ自体を否定するつもりはありません。


ただ、上司も人間です。歓迎会を欠席する新入社員が多い中、それでも出席してくれた新入社員には好印象を抱くのが当然のこと。

新入社員の側が歓迎会を欠席するのが自由なら、上司が就業規則に抵触しない範囲で、歓迎会に出席した新入社員に融通を利かせ、欠席した新入社員を相対的に冷遇するのも自由です。もし私が上司の側なら、まちがいなくそうします。



さらに言えば、就業規則に抵触するかどうかを判断するのは上司側の仕事であり、新入社員にその権限はありません。


その会社に長く居続けるつもりがない、転職後はまったく別の仕事に就くからその会社に悪印象を持たれても構わないと言う場合はともかく、そうでもなければいたずらに上司の感情を逆なでするのは、百害あって自己満足の一利くらいしかないと考えます。

*だから歓迎会には出席しろ、と主張するわけではありません。歓迎会を欠席したことで冷遇されても文句は言えないだけのことです。自由の裏返しは結果責任です。
 
 

目的と優先度の擦り合わせ


会社を形作るのは多くの人間で、各個人には人生の目的や優先度があり、そしてそれは一人一人異なるものです。

しかし会社自体の目的や優先度は、会社を構成する一人一人の目的や優先度の総和ではありません。


ある人が立場によって視座や態度が異なるのが当然なように、組織人としての個人の目的や優先度は、その個人が本来持っているものと異なるのが当然です。

そのため、起業まもない会社などの例外を除いては、ほとんどの場合において会社と従業員の目的や優先度は一致しません。


目的や優先度が異なれば時には軋轢が起きるものですが、そうなった時に従業員側の理屈を振りかざすのはやめておいた方がいいでしょう。特に、その理屈が会社の利益に明確に反する場合は。

理由は簡単で、会社は会社の利益に反するものを排斥・排除するからです。



会社の先輩も上司も、そしてたぶん役員さえも心の中では会社とは異なる目的や優先度を持って生活しています。それをうまく隠し、折り合いをつけていくのも社会人としての能力の一つでしょう。
 
 

会社を変える、たった一つの冴えたやり方


テスト問題のようにたやすく○×が付けられるのは、生徒や学生の頃の話。


世の中の出来事の多くは、白黒がはっきり付くようなことはむしろ珍しく、たいていは膨大なグレーゾーンのどこかに着地するものです。


多くの会社においては法律のグレーゾーンをくぐるのが自然なことで、完全なブラックというのはなかなかありません(あったとしても、ブラックかどうか判断するのは裁判所です)。


従業員の目から見てアウトと思う会社のルールや仕組みであっても、それがグレーゾーンの内にあるのなら、会社組織内ではセーフとして扱われることが多いです。

記事の最初でも書いたように、「会社は正しさや正論が通るところではない」からです。


それが嫌なら今の会社を辞めるか、裁判所に訴えるか(結局それは会社を辞めることになるでしょうが)、あるいは自らが上役になって会社を変えるしかありません・・・が、おそらく上役になれば会社に染まらざるを得ないでしょう。


結局、会社を変えたければ「その会社の大株主になる」というのが一番簡単な手段だったりするわけです(笑)。
 
 

結局はこの一言に尽きる


以上をまとめます。


・会社組織とは利益で動くものであり、正しさで動くものではありません。

・どんな上司であっても上司であることに変わりはなく、そして上司も人間です。

・会社と自分自身の優先度は異なります。が、自分の優先度は隠すべきです。

・会社は変わりません。変わるとしても、それはたいていが外圧によるものです。


これらを踏まえて、たった一つ言えること。それは、

「うまくやれ」

という言葉に尽きます。


真正面からぶつかってパワーゲームになれば瞬殺される相手に、それでも向かっていくのは勇気ではなく愚かさ、良く言っても蛮勇に過ぎません。ハードルは高ければ高いほど、くぐりやすいものです。


戦う時は勝てる時だけ。これこそが全てに共通する、必勝無敗の法則です。


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