別の記事をアップしようと思っていたところに、大きなニュースが入ってきましたので記事差し替え。
クラウドクレジットがバンカーズグループ化した、というものです。
<目次>
突然の情報
バンカーズグループからの一次情報は次の通りです。
株式会社バンカーズ・ホールディング(本社:大阪府大阪市、代表取締役:澁谷 剛、以下「バンカーズ・ホールディング」)は、クラウドクレジット株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:杉山 智行、以下「クラウドクレジット」)の発行済株式の全株を2023年1月1日付けで取得し、完全子会社化することについて、最終合意したことを、お知らせいたします。
株式会社バンカーズ・ホールディング(以下、バンカーズHD)は持ち株会社で、融資型クラウドファンディング「バンカーズ」を運営するバンカーズ社が傘下にあります。
今回の動きにより、バンカーズHDにクラウドクレジットが加わることになります。
(プレスリリースより引用)
これまでの動き
持ち株会社のバンカーズHDがどこかの会社を子会社にするのは、これが初めてではありません。
バンカーズHDが設立された2019年、最初に行ったことは泰平物産株式会社を100%子会社化することで、この泰平物産社が現在のバンカーズそのものです。
さらに2022年3月にはSBIソーシャルレンディング社も子会社化しています(その後吸収合併により、旧SBIソーシャルレンディング社は消滅)。
クラウドクレジット社の子会社化により、バンカーズHDの傘下にはバンカーズ、クラウドクレジットというタイプの異なる融資型クラウドファンディング2社が揃ったことになります。
以下、今回の件についての所感や当てずっぽうなどを書いていきます。
所感
今回の子会社化がどちらから言い出したことかは分かりませんが、クラウドクレジットには多くの会社がすでに出資(*)しています。
*同社沿革による登場順で、フェムトスタートアップ、GCIキャピタル、マネックスベンチャーズ、伊藤忠商事、フェムトグロースキャピタル、第一生命保険、三菱UFJキャピタル、Z Venture Capital、ソニーフィナンシャルベンチャーズ、グローバルブレイン、SBIインベストメント、丸井グループ、インベストメントLab、エッジ・ラボ、三井住友海上キャピタル、GMO VenturePartners
これらの出資による調達額は30億円近く、またクラウドクレジットの評価額はINITIALによると100億円以上(出典:https://initial.inc/companies/A-15716)。
バンカーズHD、手元現金持ってるなーというのが第一印象です。
今回のクラウドクレジット子会社化により、バンカーズHDは融資型クラウドファンディング事業の強化に乗り出したということなのでしょうが、バンカーズとクラウドクレジットではファンド領域に重なりがないので、この子会社化によってすぐに何かが変わるということはないと思います。
クラウドクレジットがバンカーズHDの傘下に入ることにより、中長期的には何らかのシナジー効果が出てくることでしょう。その結果がファンドの安定的な運用に繋がればと思います。
(なお個人的に、クラウドクレジットは貸付先として海外の金融機関、あるいはライセンス認証されたマイクロファイナンス機関など安定的なところを選んで欲しいと思っています)
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