珍しい「事業支援型」のクラウドファンディング、「ロケットファンド」の話題です。
第1号・2号案件の振り返りと、少し時間はかかりましたが1号案件がようやく軌道に乗りそうという話題。
<目次>
1号案件
ロケットファンドの第1号ファンドは、「シェアサロン運営事業応援ファンド」でした。
申込自体はすでに終わっており、2021年11月から運用が始まっています。
・シェアサロン運営事業応援ファンド
予定年利:5%
運用期間:3年1ヶ月
募集金額:1,000万円
このファンドは、美容家の独立やビジネス成功を支援する「シェアサロン運営事業」への投資です。
美容家が独立するためには、不動産のオーナーとの間の賃貸契約を含め、様々なハードルがありました。
このシェアサロンファンドは、美容サロン経営上の問題「営業可能な物件が少ない」と「初期費用の負担」を解決し、出店ハードルを下げるための手段です。
2号案件
ロケットファンドの2号案件は、「米寿温泉デイサービス運営事業ファンド」でした。
こちらも募集は終了しており、2022年4月から運用が開始されています。
・米寿温泉デイサービス運営事業ファンド
予定年利:5.27%
運用期間:37ヶ月
募集金額:1,000万円(1口10万円)
青森県上北郡おいらせ町にあった温泉施設「米寿温泉」を賃借し、軽度介護認定者向けデイサービス施設にリノベーションするというファンド。
対象物件「テルメディ米寿温泉」は、要介護者の症状が悪化するのを防ぐ「介護予防」を目的とした施設です。
利用者にサービスを提供し利用料(1割負担)を受け取る他、国保連からの保険料で運営する仕組みになっているので、利用者の増加がビジネス成功の鍵となります。
シェアサロン運営事業応援ファンドから朗報
ロケットファンドの1号・2号案件は、たいていのビジネスがそうであるように最初の頃は売上未達が続いていましたが、1号案件「シェアサロン運営事業応援ファンド」については朗報がありました。
2022年12月時点での売上は目標にほぼ到達、健全な収益を上げられる状況になりました。
運用開始から1年強と少し時間はかかりましたが、このままでいけば軌道に乗りそうで何よりです。
2号案件の方はまだ目標には到達していませんが、こちらも徐々に売上が伸びている状態であり、今後に期待です。
ロケットファンドのような事業支援型クラウドファンディングは、ECF(株式投資型)の側面を併せ持つ融資型のクラウドファンディング、と考えています。
ECFはIPOやM&Aを目標としますが、世の中の全ての会社がIPOやM&Aを狙っているわけではなく、むしろそうでない会社の方が大半です。
そうした会社に資金を届けリターンを得る手段として、事業支援型クラウドファンディングの仕組みは有効だと思いますし、きちんと実績を積んでいけばこれからも投資したいと考えています。
(ロケットファンド 会員登録方法)
www.sallowsl.com