「CAMPFIRE Owners」からリブランドした融資型クラウドファンディング「COMMOSUS(コモサス)」の話題です。
新しいファンドが登場しました。良い利率で条件も悪くないですが、さて投資できるかどうか。
<目次>
オンラインファクタリング事業ファンド2号
COMMOSUS(コモサス)から新たに募集される予定のファンドは、「オンラインファクタリング事業ファンド2号」です。
・オンラインファクタリング事業ファンド2号
募集開始:3/22 19:00~(入金順先着式・前後入金可能)
予定年利:7%
運用期間:11ヶ月
募集金額:3,000万円
保全など:貸付先へのリコースローン
クラウドファンディング事業者の応募は「先着式・抽選式」に分けられ、入金は「前入金・後入金」に分けられますが、COMMOSUSは少し特殊です。
今のところCOMMOSUSの案件は先着方式ですが、「入金順の先着方式」となります。
そのため先着で申しこんだとしても、入金しない場合は申込が確定しません。COMMOSUSでは後入金も可能ですが、実質的には前入金方式という認識でいいと思います。
ファクタリングとは?
今回の貸付先は、ファクタリング事業を行う「アクティブサポート社」です。
アクティブサポート社はオンラインファクタリング事業を営む会社で、取引先への売掛債権を担保にして振込を行い、実際に取引先から振込があった後でその分の弁済を受けるという仕組みです。
企業との取引では支払条件が例えば「月末締め翌月末払い」などになっていることが多くあり、この場合ある月の1日に売掛が発生しても実際に支払を受けられるのは翌月末。
つまり最大60日の入金待ちが発生するため、ファクタリング事業者を利用することで入金サイクルの短縮が図られ、一報事業者は振り込む金額から差し引く手数料が売上となる仕組みです。
アクティブサポート社はオンライン完結型のファクタリング事業者でありながら、デフォルトは0.003%と極めて小さく抑えられているのが特徴であり、事業は順調と言っていいと思います。
自転車操業を防ぐ仕組み
本案件には一つ、ユニークな特徴があります。
募集は3/22から行われますが、実際に貸し付けが行われるのは4/25(前倒しの可能性あり)。
COMMOSUSの前身であるCAMPFIRE Owners時代、アクティブサポート社には2023年3月末を返済期限とする2,000万円の貸し付けが行われており、今回の貸し付けはこの2,000万円が返済されたのを確認した後の貸し付けとなります。
先に貸し付けを行ってしまうと、貸付金額から返済を行う自転車操業が起こってしまう可能性があり、その可能性を排除するための仕組みです。
COMMOSUSはCAMPFIREからMBOした後、不動産投資型クラウドファンディング「COZUCHI(コヅチ)」やTRIAD社と資本・業務提携を結びました。
クラウドファンディングは汎用性に富んだシステムであり、不動産投資型と融資型がコラボすることで今後どのような展開になるか楽しみです。