不動産投資型クラウドファンディング「SOLS(ソルス)」の話題です。
SOLSで募集時に設定された条件が発動し、実質的には利回りが上乗せされることになりました。内容を紹介します!
<目次>
SOLS第3号案件で期限前償還
今回償還されたのは、「SOLS第3号案件:フジテラス用賀」案件です。
・・SOLS第3号案件
予定年利:4.5%
予定運用期間:18ヶ月→4ヶ月
募集金額:1億8,700万円
保全など:優先劣後方式 劣後出資約66%
SOLS(ソルス)最大となる2億円弱、そして劣後出資66%という高い安全性を持ったSOLS第3号案件が償還。
2022年11月に募集された際の予定運用期間は18ヶ月だったのですが、最終的には4ヶ月の期限前償還となっています。
不動産投資型のキャピタル案件(不動産の売却益が返済原資となるファンド)においては、物件の売却が完了すればその時点で償還となるので、このような期限前償還はインカム案件(不動産の賃料が返済原資となるファンド)に比べ起こりやすい傾向にあります。
期限前償還の条件が発動しました
SOLS第3号案件については、不動産売却がいつ起こるか分からなかったために特記事項の条件が設定されていました。
ポイントは2023年の5月21日までに償還されるかどうか、という点です。
もしも2023年5月21日(運用開始から151日)までに運用が終了した場合、運用期間に関わらず151日分の分配金が支払われることになります。
今回の運用期間は120日であり、この期限前償還条件が発動しました。
私の投資金額は50万円なので、50万円×年利4.5%×(151/365)で税引前9,300円ほどの利益。5/31に支払われる予定です。
SOLS(ソルス)の紹介
SOLS(ソルス)は株式会社不二興産が運営するクラウドファンディングです。
富士興産社は名古屋に本拠を持つ2000年創業の会社で、収益不動産再生・コンサルティング・建物管理などを行っています。
(富士興産)
fuji-kosan.jp
SOLSでのこれまでの案件の特徴として、利率や運用期間は標準的ですが劣後比率が高いことが挙げられます。
直近で言えばSOLS3号案件は劣後比率66%、4号は劣後比率65%、5号で約43%。
劣後比率が増えるということは出資できる可能性が減る代わりに堅い案件になる、というトレードオフの関係にあります。
ここまでのSOLSはサービス開始から日が浅いことから、安全性を重視して劣後比率を高めていたと思われますが、これから先はある程度の劣後比率(20~30%?)くらいに落ち着いてくるのではないかと予想します。