ジャルコHDの子会社であるジャルコ社が運営する融資型クラウドファンディング、「J.LENDING(ジェイレンディング)」の紹介です。
久々に募集されたファンドに投資。長らく募集が行われていませんでしたが、その理由の推測などを。
<目次>
J.LENDING LF78号に投資
J.LENDINGで久々に募集された、LF(ローンファンド)78号に投資を行いました。
・LF78号(匿名組合)
予定年利:6%
予定運用期間:約12ヶ月
募集金額:3億円
保全など:不動産及び株券担保
(投資金額:50万円)
J.LENDING(ジェイレンディング)から募集されたLF78号に、50万円で投資しました。
(なお50万円は、J.LENDINGの最低投資金額です)
詳細は限定情報になりますが、本件は二重の担保設定があります。一つめは不動産担保ですが、これだけではオーバーローン(担保評価額よりも貸付額が多い状態)になるので、株券も同時に担保にしている案件です。
これまでのJ.LENDINGの実績に鑑みれば100万円投資でも良かったのですが、貸付先が既投資先と被っているため50万円にしておきました。
久しぶりの募集
J.LENDINGではそういえば最近募集が行われてないなと思っていたのですが、履歴を追ってみると前回の募集は2023年2月末に行われていて、4ヶ月くらいの期間が空いていることになります。
さらにその前も4ヶ月ほど空いており、これまで1月に1~2回ペースで募集をしていたことを考えれば明らかにペースは落ちています。
もっともJ.LENDINGのポリシーは「ジャルコの貸金業でクレジットスコアを積み上げた貸付先に対し、間違いないファンドを組成する」というものなので、募集間隔が空くことは不自然ではありません。
新型コロナの状況を考えれば新規案件のリファイナンス組成よりも、組成した案件群を一旦片付ける方を優先するのは理にかなっていますし、ジャルコの貸付先には遊技業(≒パチンコ)が多いことから足下が不安定であれば案件を組成しないことを選ぶでしょう。
融資型クラウドファンディングに限っても多くの事業者がありますし、一つの事業者でたまたま案件が出なければ、その間は別の事業者で投資をしていけばいい。投資先を分散する効果は、そういうところにもあると考えています。
これまでの投資成績
J.LENDINGには2020年1月のLF11号から投資を続けています。
これまでの投資成績は下記の通り、のべ3,350万円投資して現在は250万円投資中、税引後利益は約83万円。いくつかの案件で期限前償還はありますが、遅延・貸倒はゼロです。
J.LENDINGは貸金業をやっているジャルコの経験と目利きを生かして着々と実績を積み上げていく事業者、という印象を持っています。
最低投資額は50万円とハードルは高めですが、これはコストダウンのためでもあり、優良な(=投資意欲の高い)投資家を確保するためという側面もあります。
一方で一度投資をすれば、償還が起きた同じ月の募集案件に優先投資ができるなど、既存投資家を重視する施策を採っているのも特徴。
今後もう少し案件が増えることを期待しつつ、これからも投資を継続していく予定です。