今回は雑記。クラウドファンディングの中の人から連絡をもらい、それがきっかけとなって考えた内容となります。
「率直な物言い」という表現はありますが、率直であるための前提とはなにか? ということについて。
<目次>
連絡の内容
私はクラウドファンディング投資をメインに据えてそこそこ長く投資をしており、また資産クラスのほとんどをクラウドファンディングに集中しています。
クラウドファンディング投資と一口で言っても融資型と不動産投資型があり、また同じ類型の中でも幅広い投資対象があるため、クラウドファンディングに集中投資しても実際は多くの投資対象に分散していることになると考えているためです。
ブログやSNSを用いてクラウドファンディングの情報発信をしている関係上、クラファン事業者の中の人との連絡も時々あります。その中で今回は、とある事業者から連絡をもらいました。
内容については今回の本質に関係ない&限定情報なので公開はしませんが、その中で私の意見を「率直な物言い」として評価いただいたというのが事の始まりです。
私の意見が率直なのかどうかはともかく、そして評価いただいたことは事業者の立場としての発言であることは当然なのですが、この件をきっかけにして率直な物言いというのは何なんだろう? と少し考えてみました。
率直な物言いに重要なこと
まず結論から。
率直な物言いに必要な要素は3つ。「意図」、「内容」、そして「言い方」だと考えています。
このうちどれが欠けても、率直な物言いとは呼べません。
必要な要素とは?
最初の要素は意図。
率直な物言い云々以前に、良識ある人としての物言いに悪意があってはいけません。
そして内容。
良い事を良いというのは簡単ですが、悪い事を指摘するのであればその事実のみを指摘し、「だから**はダメなヤツなんだ」という人格攻撃に陥らないようにすべきです。
最後に言い方。
良い事を褒める場合はあまり気にしませんが、悪い事を指摘する場合は過激で乱暴な言い方は厳に慎むべきでしょう。
まとめると率直な物言い、ズバズバとものを言うということは、決して貶すことではありません。
率直、ズバズバというのは「悪い事を言う場合のきちんとした礼儀を意図・内容・言い方の点で気を付けた上で、フォローも入れること」です。
それも無しの物言いは率直でもズバズバでもなく、ただの悪口雑言であり誹謗中傷ですらあります。
悪口と批判は異なる
では真っ当な主張/批判と悪口はどこで見分ければいいのか。
私の考える「真っ当な主張/批判であるための条件」は、下記の通りです。
・当然の礼儀を守った口調、文体であること
・事実に基づいており、感情部分は切り離してあること
・事実の意図的な曲解がないこと
・相手への理解も盛り込むこと
・反論への応対をすること
そして一つ重要なのは、これは「まず口に出した方」が守るべきことだということです。
先に口を出した相手が真っ当ではないのに、こちらだけ真っ当に応対する必要はありません。晒すなり遊び道具にするなりすればいいだけのことであり、そうすることは悪口雑言でも誹謗中傷でもありません。向こうの自業自得です。
まあなんというか、Twitter改めXにはこの例がいっぱいありますね。
先に真っ当ではない態度で口を出して当然の批判を受け、逆ギレしたり涙目で「誹謗中傷はやめましょう」と喚く例。ついったらんど(えっくすらんど)はどったんばったん大騒ぎの毎日で何よりです。
まとめと自戒
今回はふと思いついた事柄をきっかけにして、雑記を書いてみました。
もちろん私だって偉そうに言えた立場ではなく、不惑を超えて知命が近い年齢になっても未熟者。そもそも人がこの分野で至るのはなかなか難しいことだと思います。
なのでそもそも至れるなどと思い上がることなく、自分なりになんとかやっていくしかない。
そんな当たり前の結論に戻ってきたのが今回のまとめであり自戒です。
というか平たく言えば、「リアル(実名)で言えない事はネット(匿名)でも言わない」を守ればいいだけなんですけどね。
分かっていてもままならないのが世の常とは言え、なんともはや。