ロボットアドバイザー、ROBO PRO(ロボプロ)の話題です。
ロボプロはAIがマーケットデータを読み込むことにより、ポートフォリオを動的に変化させるサービス。2023年8月末に、月例のリバランスが行われました。
<目次>
2023年8月末のリバランス
2023年8月末にロボプロのポートフォリオが見直し(月例の見直し)され、米国株がポートフォリオに復活しました。
株式:43%(内訳 米国株:24% 新興国株:19%)
債券:25%(内訳 米国債券:25%)
コモディティ(金):30%
2023年4~7月は「新興国株50%弱・米国債券20%強・金30%」という内容で、2023年8月でも「新興国株40%・米国債券30%・金30%」という内容だったのですが、2023年8月末のポートフォリオ見直しで久々に米国株が登場。
実に2023年3月末で米国株の保有割合がほぼゼロになってから、5ヶ月の間米国株をほぼ保有していなかった事になります。
(2023年3~9月のポートフォリオ変遷)
米国株を保有していなかった間のパフォーマンス
上記でも書いた通り、「新興国株」「米国債券」「金」というポートフォリオがほぼ固定されたのは、2023年3月のことです。
それから5~6ヶ月のパフォーマンスがどのようになっていたかは、ちょうどロボプロの公式サイトに分かりやすいグラフがありましたので一部加筆の上で引用します。
米国株がほぼゼロになった2023年3月からは、上記の表で薄緑色にハイライトした部分。
一番上がロボプロ、その下が通常のロボットアドバイザー(AIによるポートフォリオの変更がないもの)です。
この内容を見る限り、米国株を保有していない時期のロボプロと通常のロボットアドバイザー(米国株保有あり)でそこまでパフォーマンスに差はないように思います。
数ヶ月に渡り米国株の保有を止めた時には「ロボプロどうしたん?」状態だったのですが、蓋を開けてみればそれほど影響はなかったということなのでしょうか。
(現在の投資状況。元本340万円・含み益112万円)
実力と人気を兼ね備えたロボプロ
2023年4月21日に金融庁から公表された「国内運用会社の運用パフォーマンスを示す代表的な指標(KPI)の測定と国内公募投信についての諸論点に関する分析」において、各種ロボットアドバイザー及び類似サービスの中でROBO PRO(ロボプロ)は過去3年累積リターン及びシャープレシオで1位となりました。
それだけではなく、ロボプロは2022年通期の契約純増率についてもNo.1。
実力・人気で二冠という新時代のロボットアドバイザーであり、利用しているものとしては嬉しい限りですし、こういったサービスがさらに生まれてくることを期待したいと思います。
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またロボプロのAIによる判断は、ロボットアドバイザーだけではなく自分自身の投資の参考にもなります。
本気でAI投資を行うのではなくとも、AIの判断を確かめ自分の投資に生かすためにAI投資をやってみる。そういう使い方も、ロボプロにはあると考えています。