ネタがあれば取り上げて擦るのがブロガーの性質。
今回は株クラの一部で恒例になった挨拶と、その挨拶を否定する意見についての雑記です。
<目次>
おはぎゃあに耐えられない人
*「おはぎゃあ」については様々な読み方がありますが、今回はこれに統一します。
株クラの一部では相場が多少下げた時、あるいは持っている個別株が下げた時などに「おはようございます」+「ぎゃああああ」=「おはぎゃあ」という挨拶からX(Twitter)の朝が始まります。
もちろんこんなものは挨拶でありそれ以上のものではなく、理解しない人は理解しなくていいし参加したくない人は参加しないでいい。某ラーショに輪を掛けてユルい連帯なのですが、どうも一部の人はこれを気に食わない様子。
人は十人十色で人生いろいろ。何かを気に入る人がいれば気に食わない人もいるのが当然ですが、それに対して「つまらない」と感想を抱くだけに留まらず、「迷惑」やら「止めろ」と公言するところまで行くと、さすがに問題がある行動です。
今回の雑記ではこのような行動について、どこに問題があるのかについて針で刺すように羅列することから進めていきます。
ああ楽しい(黒ウサギ全開)。
その1:ルールがない
X(Twitter)やブログのルールは誰が決めるでしょうか。それは運営会社です。
そして運営会社のルールには「おはぎゃあは迷惑だから禁止」と書いてあるでしょうか? もちろん答えはNo。
明示的に書いていなくとも、法律等に抵触するような事を書くのはもちろんNGですが、私は寡聞にしておはぎゃあという発言もしくは記載が法律等に抵触するという事実、あるいは論説を耳にしたことはありません。
他方で他人に対し、行動を制限するような否定的発言も許されるかと言えば、そんなことはありません。
他者の言動に対し、つまらないと感想を述べるだけであれば構いません。それってあなたの感想ですよね、という反応が返ってきて終わりでしょうけど。
しかし言動を迷惑だ止めろと言うのは「権利の行使を妨害し、義務なきことを強制する」という「強要」に抵触する恐れがあります。
もちろんこんな下らないことで訴える人はいないでしょうが、良識ある人間なら訴えられないならセーフとはならんでしょう。
ましてや迷惑だ止めろなどという発言を正当化するのであれば、「言葉狩りですか?」という反応も正当化せざるを得ないわけです。
その2:筋が立たない
おはぎゃあに限りませんが、他者の発言により自分が直接的被害を受けたのであれば、それに対し対応するのは当然の権利です。
しかし直接の被害もないのに他者の行動を強制するのは、古代のマンガで良くあるカタブツ風紀委員か自己正義に酔う教師の役柄であって無理筋の類です。
かつ彼らは一応そういった役職に就いているわけですから、この場合はそれ以下と言えます。
さらに言えば大人の社会において、筋の通らない要求を仲間内が迷惑してるからという理由で押し込んでくるのは、言っちゃ悪い(とはあまり思いません)が反社かヤ○ザのやり方と変わるところがありません。
「投資未経験者、投資初心者に迷惑がかかる」という事を論拠とするのなら、そのデータを示すべきですし、自分が彼らの代表であるという何らかの公的資格あるいは匹敵する肩書きが必要でしょう。
もっともその場合でも「言いたい事は理解しましたがSNSやブログは自由であり、ルールを守る限り強制される謂れはありません」と言われたらそれで引き下がるしかないことですが。
その3:SNSと合わない
ここでは一旦SNSのみを取り上げますが、X(Twitter)はルールを守る限り自由な発言が許されますし、内輪ネタももちろん許容されます。
それに対して「内輪ネタはDMでやれ」などという要求はできません。要求したいならX(Twitter)のオーナーになってから言って下さい。
内輪おはぎゃあを全世界に対し発言することを、迷惑な玄関先内輪大騒ぎ系BBQに例えるかもしれませんが、BBQは隣人にとって回避できず、SNSにおける発言は回避可能であるという大きな違いがあります。
嫌だったらそっとミュートもしくはブロック。これがSNSクオリティ。
迷惑している方がなぜ手間(コスト)を払わなければいけないのかという考えもあるでしょうが、その迷惑は個人の感想に過ぎないし、SNSってそういうものだとしか言いようがありません。
従って先のように迷惑だから止めろと主張することは、根本的にSNS(もっと言えばインターネット)にそぐわない考え方なわけで、根本的な対処法としては「あなたにはネットから離れるという選択肢があります」に帰結します。
なおこの論旨から「だったらSALLOWのSNSに迷惑行為しても良いんだ」と考える人はいないと信じたいですが、もしいたらそれこそ非常に幼稚な思考と言わざるを得ません。
ルール内で悪意のない行動に迷惑という感想を抱くことと、意図的に他者へ迷惑行為を働くことの間には、埋めがたい溝が存在するからです。
万が一迷惑行為に来たら、ニコニコ笑顔のデフコン1or2で対応させていただきまっす∠(`・ω・´)
おはぎゃあは元気の証
ここまでツラツラと「迷惑だ止めろ」の何が問題なのかを書いてきましたが、ここからは視点を変えて。
おはぎゃあ、がただふざけているだけかホンモノの悲鳴なのか分からないという主張がありましたが、ホントに分からないのならそりゃインターネット対人関係向いてないでしょとしか。
そもそも100%のふざけや100%の悲鳴なんてものはなく、それがある割合でブレンドされて朝の挨拶を構成しています。その割合は分からなくともそういうもんだよねとスルーできないのは、投資初心者だからではなくSNSに慣れていないからであって、往年の金言「半年ROMってろ」の出番です。
だいいち、ホントに致命傷の暴落とか含み損が来たらおはぎゃあなんて声も上がりませんわな。
(声も上げられないケース。本人より掲載許可済み。)
なお上記の対人地雷銘柄ですが、所有している当人にとっては多くの保有銘柄の一つであり、この爆損すらネタにしている模様。
ついった(えっくす)らんどはどったんばったん大騒ぎの玉石混淆が華。投資は本人のリスク許容度の範囲内で行うのが肝要ですが、それと同様おはぎゃあ発信に本気で不安を感じるような情報許容度であれば、投資情報をSNSから仕入れるのを止めることをオススメいたします。
京ことば こういう時は 超有能。
それでも人間ですから、たまには他人に苦言を呈したくなってしまう場合もあるでしょう。そういう時に感情を押し込んでもいずれ爆発してしまうので、適度な発散を心がける必要があります。
しかしその場合、何よりも言い方が重要です。
相手を否定する時、苦言を呈する時、ストレートな発言をしてはその人の品性が問われるというものです。
ただしこれは、どっちが先に手(口)を出したかにもよります。先に相手が筋違いの要求をしている場合、こちらだけ真っ当に応対する必要はありません。晒すなり遊び道具にするなりこのようにネタ記事にするなりすればいいだけであり、こうした行為は悪口雑言でも誹謗中傷でもありません。向こうの自業自得です。
もし私がおはぎゃあが迷惑でなんとかしたいというなら、京ことばで「えらい大きな声ださはって、元気でよろしおすなぁ(*)」くらいに留めておくと思います。
(*標準語訳:やかましいんじゃ黙っとれ)
付け加えると今回の件、ネットの法則「消すと増える」の亜種が発動するのは間違いなく、しばらくの間X(Twitter)ではおはぎゃあが普段より増えることになるでしょう。そういう意味でも、迷惑だ止めろは目的達成の手段としては悪手でしかないなと思うわけです。
まとめ:投資を広めたいのなら
ぶっちゃけたところ、内輪ネタのおはぎゃあに筋違いで噛みつくくらいヒマなのだとしたら、ガチの悪徳投資商品やら企業やらインフルエンサーやらに噛みついた方がいいと思います。
「日本で最も合理的で洗練された」(*)投資商品における一有名人としてのプライドがあるなら、そちらの方がよほど投資未経験者や投資初心者のためになる行動でしょう。
*出典:https://note.com/hajime_yamazaki/n/n2dfd33f1d0ef
投資を広めたいという情報発信をする人、ましてやその界隈における著名人であれば、その一挙手一投足が対象となる投資商品の評判と紐付いていることを忘れてはいけないと思います。
個人的には投資は趣味の一環なので、投資を広めたいという情報発信のやり方よりは「こういうリスクがあるけどこういう利点があるよー」とおびき寄せ、十分浸かったところで引きずり込むオタク沼のやり方の方が合ってると思いますが、これは投資家同士の対立が起きないクラウドファンディング投資ならではの考え方ですね。