不動産投資型クラウドファンディングにおいて新しいサービスが開始しました。
今回は福岡県に本社を持つ「株式会社Good不動産」が運営する「ビギナーズクラウド」。調べてみたところこの会社、波瀾万丈の歴史を歩んできたようです。
<目次>
ビギナーズクラウド
今回紹介するサービス名は「ビギナーズクラウド」。
「株式会社Good不動産」が運営する不動産投資型クラウドファンディングで、1口1万円から不動産に小口投資をすることができるものです。
不動産投資型クラウドファンディングとしてはオーソドックスな作りで、匿名組合・任意組合の両方を扱う予定とのこと。
記事を書いている時点で募集中の1号案件は、匿名組合です。
運営会社の略歴
Good不動産の社歴を調べてみたのですが、これがまたかなりの波瀾万丈で驚きました。
Good不動産は福岡を代表する元ジャスダック上場企業であり、投資家に賃貸マンションを販売するビジネスモデルで成長を遂げたディックスクロキ社が前身です。
会長の黒木氏は宮崎県特別大使にもなるほどの業界における著名人でしたが、ディックスクロキ社が金融恐慌(時期的にはリーマンショック)を原因とする金融劣化の余波で民事再生手続きを行い経営破綻したのは2008年11月のこと。
Good不動産の代表者である「牧野修司」氏は当時ディックスクロキ社の取締役で、同社の経営破綻に伴い賃貸管理業務を引き継ぐ形で発足したDIX社(後にGood不動産)の社長に就任しました。
通常であればスモールスタートすることが一般的な事業において、Good不動産は設立と同時に社員40人・管理物件6000戸からスタートしたとのことで、そのプレッシャーはいかばかりか。
そういった不動産会社が新たに立ち上げたクラウドファンディングが「ビギナーズクラウド」です。
なおGood不動産及び社長の牧野氏について簡単に調べた限り、特にネガティブな情報はありませんでした。
サービスの特徴
不動産投資型クラウドファンディングには多くの事業者が参入し、その数はたぶん100を超えていると思います。
その中でビギナーズクラウドの特徴は、福岡に拠点を持つ会社であること。
福岡拠点と言えば他には「えんfunding(広告リンク)」が挙げられますが、都市の平均年齢が若く勢いのある街である福岡周辺はビジネスチャンスも多く存在し、これからも不動産投資型のサービスが続々と登場してくるのではないかと思います。
(それと噂ですが、東京では不特法型の申請が集中して役所がパンク状態だとも聞いてます)
ビギナーズクラウドの1号案件は、福岡県中央区平和3丁目にある中古マンション。
築年数は古く駅からも少し遠い場所にありますが、Good不動産の所有であり同社が15年にわたって安定した賃貸運営を行っていること、また劣後出資比率も20%あることから安定性はあると判断しました。
年利7%と好利率な案件ですし、今からの会員登録で間に合うようなら投資してみたいと思います。