「監査法人意見不表明」の事象が発生したTSON社の運営する不動産投資型、「TSON FUNDING」に投資を行いました。
今回の判断について、私の考えをまとめています。
<目次>
これまでの経緯
TSON社から「監査法人意見不表明に関するお知らせ」が公表されたのは、2023年9月のこと。
TSON社の行う関連当事者取引について、監査法人が根拠となる資料を確認できなかったことから監査意見が不表明になったもので、その後本件は落着しましたがTSON社はTPM(東京プロマーケット)への上場を取りやめることになりました。
このあたりについては、以前記事でまとめました。
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この後個人的なつながりのある融資型クラウドファンディングの事業者より以下の情報が届き、これらはTSON社からの情報と一致したことから、本件は終結したと判断しました。
・会社法上の監査は無限定適正意見が出る見込み
・金融商法上監査も意見が得られる見込み
・財務制限条項に抵触していない(≒TSON社と取引している金融機関は本件を問題視していない)
ファンドに追加投資
懸念となっていた問題が解決したことから、TSON FUNDINGへの投資を再開しています。以下のファンドに50万円を投資しました。
・SMART FUND52号(埼玉県さいたま市西区西大宮駅〔B棟〕)
予定年利:6%
運用期間:約10ヶ月
募集金額:1億800万円
保全など:優先劣後方式 劣後比率10%
本案件には、投資額の1%相当のギフト券がプレゼントされる特典が付いていました。運用期間は10ヶ月なので、ギフト券を含めた実質的な利率は年利7.2%相当となります。
投資におけるギフト券をどう考えるかは人それぞれ意見があっていいと思いますが、TSON FUNDINGの特典はAmazonギフトではなくリアルのギフト券(JCBギフト券)です。
(TSONから受け取ったギフト券)
JCBギフト券はほぼどこでも利用可能な上、チケットショップでの換金率も97~98%ありますので、これもう現金でいいやろというのが私の意見です。