東証プライム上場、トーセイ株式会社の運営するTREC FUNDINGの話題です。
新しいファンドが登場しましたのでその紹介と、少し前の話になりますがTREC FUNDINGで実現したアップサイド配当について。
<目次>
TREC7号 目黒区祐天寺マンションファンド
TREC FUNDINGから、7号ファンドの情報が公開されました。
・TREC7号 目黒区祐天寺マンションファンド
募集期間:2023/11/13(月)18時~(先着式・後入金)
予定利率:4.1%
運用期間:2年6ヶ月(予定)
募集総額:1億6,150万円
今回の対象不動産は、目黒区中町に所在する、祐天寺駅から徒歩10分の一棟マンション。
2023年10月末日現在では10戸中9戸が賃貸中であり、リーシング活動により早期の満室稼働を図ることと並行して適正賃料への見直し、必要に応じたリニューアル工事を通じて不動産価値を上昇させ、最終的には外部売却することでファンドを償還する予定となっています。
一見して不動産投資型クラウドファンディングではオーソドックスなファンドに見えますが、投資に際して注意するポイントがあるため、次で紹介していきます。
注意すべきファンドの特徴
本ファンドには、投資に際して注意すべき特徴が2点あります。
一つは金融機関からの借入によるレバレッジがかかっている点で、もう一つは劣後出資がない点です。
金融機関からの借入により、通常借入なしでマンションを運用する際よりも高い利回りが見込め、また不動産の売却による利益が発生した場合は、投資家がアップサイド配当を多く受け取れることになります。
一方で損失が発生するケースでは、投資家の出資金よりも金融機関からの借入の方が優先弁済され、出資元本は出資額に応じて均等に毀損します。
従って、本ファンドは、より実際の不動産投資に近い形のファンドになっていると言えるでしょう。
また本ファンドにおいては倒産隔離が図られているため、万が一事業者であるトーセイが倒産した場合でも、対象不動産は倒産手続きの対象となりません。
特典と投資判断
本ファンドには、投資特典が付与されています。①新規会員と②既存会員で、条件が異なります。
①11月2日~11月16日の間に新規会員登録(会員本登録)を完了し、TREC7号ファンドに10万円以上投資 → 抽選で30名へトーセイホテル優待券をプレゼント。
②11月1日時点で会員本登録済みで、TREC7号ファンドに30万円以上投資 → 抽選で50名へトーセイホテル優待券をプレゼント。
トーセイホテル優待券は、下記の「トーセイホテル ココネ各ホテル」と「トーセイホテル&セミナー幕張」で利用できる宿泊優待割引券6,000円分です。
先に書いたようにレバレッジあり・劣後出資無しという点は考慮すべきですが、私はトーセイの信用と下記に紹介するような過去の償還実績から、本ファンドにも50-100万円くらいの投資を検討しています。
TREC1号の償還結果
少し前の話になりますが、TREC FUNDINGの償還されたファンドを紹介。
TREC FUNDING初のファンドであるTREC1号は、当初運用予定期間3年でしたが、実際には約2年1カ月での償還が実現しました。
当初運用期間は2020年9月29日から最長3年を予定しておりましたが、不動産市況を鑑み、好機での売却に努めたことから、約2年1か月での早期償還となります。その結果、最終の運用利回り(年率)は、当初想定の7.00%を大きく超過する14.31%を達成することが出来ました。
(TREC FUNDINGお知らせより引用)
結果として、100万円の投資でキャピタルゲインを含む最終配当は税引後¥200,463となりました。
当初はそこまでアップサイド配当があるような記述はなかったのですが、そのあたりは上場企業が運営するサービスだけに慎重にならざるを得なかったのでしょう。何にせよ、かなりの高配当は嬉しい限りです。
ちなみにTREC1号は、レバレッジあり・劣後出資無しで対象不動産が一棟マンションなので、今回のTREC7号と同様のスキームでした。
東証プライム上場企業が運営する不動産投資型クラウドファンディングに興味がある方は、下記リンクをご利用いただければ幸いです!
本内容は事業者の公式サイト(TREC FUNDING)から抜粋した情報をもとに執筆者個人の感想を加えたものです。正確な情報は、事業者の公式サイトにてご確認ください。なお、本記事は情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する意思決定は、事業者の公式サイトにて個別商品・リスク等の内容をご確認いただき、ご自身の判断にてお願いいたします。