タイトル通り、クラウドファンディング投資において利益も損失も確定していて、「含み」はありません。
ただ例外が少しだけあります。今回はそんな例外をクラウドバンクの投資記録で紹介。あわせて、遅延案件の進捗についても記事にしました。
<目次>
クラウドバンクの特典紹介
クラウドバンクでは現在、全部で5つの特典が用意されています。
新規会員登録を含め、一定の条件をクリアすると楽天ポイントが付与されるというものです。
私も外貨建てファンド関連で楽天ポイントを受け取りました。
クラウドバンクでは日本円ファンドなら1万円から投資できますので、初回であれば新規登録+初回投資で2,500ポイントがもらえることになります。興味ありましたら、下記広告リンクをご利用いただければ幸いです。
(楽天ポイントを入手するには、クラウドバンク口座と楽天ポイントの連携が必要です)
唯一の含み益(含み損)
クラウドバンクに限らず、投資型のクラウドファンディングにおいては含み益や含み損は存在しません。
なぜならクラウドファンディングは(一部、株式投資型などの例外は除いて)日々の値動きが存在しない投資だからです。利益や損失が確定するのは投資案件が終了したタイミングですから、クラファンには確定益か確定損しかありません。
2023年11月、クラウドバンクの収益のメインは主に米ドルでした。これは満期償還型の「トラックローンファンド第1号」が償還されたためです。
(日本円・米ドルそれぞれの収益。緑字が税引後)
合計収益は、USD1=JPY150計算で¥74,600ほどになりました。
以前にも書いた当てずっぽうですが、ドル円レートはもう少しオーバーシュートする可能性はありますが中期的にはこのあたりが天井だろうと予想していますので、この米ドルは全て円転。
この為替差損だけが、クラウドファンディングにおける唯一の含み益(もしくは含み損)です。
面倒臭かったので資産管理においてドル円レートは110に固定して計算しており、今回の両替で(150.95-110)×3970.7=約16万円の為替利益が発生することになりました。万歳。
クラウドバンクの遅延状況(11月アップデート)
クラウドバンクでは一つの貸付先に対するファンドで、遅延が発生しています。
遅延はもちろん望ましくないことですが、投資をする以上呑み込むべき当然のリスク。私がクラウドファンディングに大規模な分散投資をしているのも、「卵は一つの籠に盛るな」の一例です。
ただし今回の遅延では、連帯保証先が「元部長が勝手にやったから会社はシラネ」とか言い出す香ばしい状況になっています。
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2023年11月のアップデートで、貸金返還等の請求訴訟を10月30日付けで東京地方裁判所に提起したことが報告されました。対象は債務者であるDR社、その連帯保証人の会社、さらに連帯保証契約を偽造したとされる連帯保証人の元土木建材部長です。
提起されたのならであればすでに公知のことですので、会社名を書いてもいいでしょう。DR社は株式会社JEP、連帯保証人の会社は伊藤忠丸紅住商テクノスチール株式会社です。なお記事作成時、伊藤忠丸紅住商テクノスチール株式会社からは提起されたことに対するプレスリリースは掲載されていません。
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以下は以前の記事の再掲です。
当然ですが、事業者の責任と義務は切り離して考えなければなりません。
クラウドバンクには本件に対処し、投資家への影響を最小限に留める義務があります。
ですが社内の人間によって連帯保証契約書の印影が巧妙に偽造され、かつ貼付された印鑑証明書が本物だったというこれまでの経緯が正しければ、本件偽造を見抜くのは困難であり、第三者がクラウドバンクに責任があると主張するのは無理筋でしょう。
もし営業者に責任があると信じるなら、その人がやるべきことは営業者を提訴して法廷で主張することであり、ネットで喚き立てることではありません。それが法治国家のルールというものでしょう。