ソーシャルレンディング投資記録(新)

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「アクティブはインデックスに勝てない」論が見逃していること



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投資対象を分散し、低コストで投資が可能なインデックス投資は優れた投資法です。これは間違いありません。

ただしその優位性を主張する際、「多くのアクティブ投資はインデックス投資に勝てない」という主張については、大きな見逃しがあります。今回はそんな記事。


 ソーシャルレンディング投資記録


<目次>

 
 

前提条件の誤り


「長期で見た場合、多くのアクティブ投資はインデックス投資よりパフォーマンスで劣る」


というものを論拠として、インデックスの優位性を主張する意見があります。

この意見は、全く間違っているという点に目をつぶれば概ね正解です。


アクティブ投資の多くは、その投資が対象とする時季や旬といったものを見定めて売買を行い利益を得るものであり、馬鹿正直に長期保有するものではありません。


どんな投資商品でもそうですが、その商品と合わない手法を用いればパフォーマンスを発揮できないのは当然。長期保有におけるアクティブ投資の多くがインデックス投資よりもパフォーマンスで劣ることは、インデックス投資の優位性の証拠ではなく、投資商品の性質上推奨されない手法を用いた場合の劣位性の証拠に過ぎません。



つまりこれは「間違った仮定と前提から正しい論理をいくら組み立てても、できあがるものは間違った結論にしかならない」の好例と言えるでしょう。

私が上で「概ね正解」と書いたのは論理の流れのことであり、「全く間違っている」と書いたのはそもそもの前提条件についてです。
 
 

優れている≠最強(最適)


繰り返しますが、分散・低コストのインデックス投資が優れた投資法であることは間違いありません。


ただ「何が優れているのか」という点は明確にしていく必要があります。

インデックス投資は市場の平均を取っていく手法のため、いつ始めてもどんな投資法(一括or積立)を誰が行っても、長い目で見れば同様のリターンとなる可能性が高い、つまり再現性の高い投資手法です。

これは別の視点で言うと、平均以上のリターンを犠牲にして平均リターンを得る可能性を高める投資手法です。



「平均以上のリターンを得ることは誰もができることじゃない」という意見は当然出てくると思いますが、当ブログでも繰り返し書いている通り、投資は民主主義ではないため多数側であることは主張の論拠として使えません。


誰もができないからこそ、できる人が利益を得る。できない人はそれなりの利益を得る。それだけのことです。

そして「それなり」は最強でも最適でもありません。
 
 

投資と受験


ここで「再現性が高い投資だから最強(最適)でいい」とか「損しにくい投資という意味なら最強(最適)」などと主張するなら、それは最強の定義を限定してるだけです。


定義を限定していいのなら、爆上げした個別株を切り取って「この時点ではこの銘柄が最強(最適)」と主張することも同様に認めないといけません。再現性の高さや損しにくさという限定は認めるのに、期間を区切った限定は認めないというのはダブルスタンダードです。


つまりは最強(最適)は言葉遊びに過ぎず、投資に最強も最適もない、に戻ってくるわけです。



このあたりは、受験に例えれば分かりやすいかもしれません。

難関校への合格は誰でもできることではありませんが、合格した人は利益を得る機会が多くなります。

そこそこの勉強で合格できる万人向けの学校があったとして、その学校を選ぶことは最強や最適な手法ではなく、ただの無難な道でしかありません。


もちろん難関校への受験においては、多くの人が失敗します。しかし受験に失敗した人を指して、そこそこの勉強で合格できる無難な学校に入学した人よりもパフォーマンスが劣っているとは言わないでしょう。

投資手法についても、同じことが言えると思います。
 
 

優位性の在処


インデックスの優位性はどこにあるのか、私なりの考えを書きます。


投資に対してリソースをかけることができない(したくない)人、あるいは知識が少ない初心者に向く投資がインデックス。


だからこそインデックス投資は、万人向けの無難な投資として有力なわけです。

そして上記のようなインデックスの優位性の在処を知っていれば、インデックスの優位性を主張することはあまり意味が無いと理解できるはずです。


念のために書いておきますと、リソースをかけられなかったり、知識が少ないことが悪いことだとは言ってません。それを優位性として声高に主張することはツッコまれて当然だと言っているだけです。つまりこの記事のように。
 
 

まとめ


繰り返しますが、私はインデックス投資のことを優れた投資手法だと思っています。

なので自分では選ばなかった投資であるというだけで、インデックスを嫌う理由はありません。そもそもどんな投資手法を選ぶかはその人の自由であり、そこに優劣はないと考えています。


(インデックスを選ばなかった理由:2021年4月の記事)
www.sallowsl.com


ただインデックス投資の優位性を声高に主張し、時には主張のために他の投資手法を貶める意見にはきっぱりと嫌悪感を示します。前述の通りインデックスの優位性は「万人向けの無難な投資」という点にあるのですから、そんなものをことさら声高に主張するまでもないでしょう。


投資は万人のものです。一部の限られた人のものでもないし、同時に多数派のものでもありません。


投資手法は星の数・・・ほどはありませんが数多くありますから、小さな失敗を積み重ね、その上で自分の投資手法を構築すればいいだけの話です。浅い経験のまま何が最強かとか最適かとか考えるのは、攻略本症候群に罹患している証拠でしょう。もしくは中二病。


人生はあちこちで躓き、倒れ、また起き上がる失敗と再起の繰り返し。

なのに投資でだけは失敗したくないとか、そりゃ少し都合が良すぎませんかね?


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