2024年1月5日は、2024年最初のファンド集中日。
私の把握(≒投資)している限りで、5つのファンドが登場します。それぞれのファンドを募集時間別(募集時間が同じものはサービス50音順)で紹介。
<目次>
LEVECHY(11:00~)
1/5の午前11時から、LEVECHYの8号ファンドが登場します。
・LEVECHYファンド8号(匿名組合)
募集期間:2024/1/5 11:00~2024/1/29 23:59(抽選式・後入金)
予定年利:8%
予定運用期間:12ヶ月
募集金額:8億7,693万円
保全など:優先劣後方式 劣後出資約3%・銀行融資無し?
年利8%はかなりの好条件ですが、募集金額も9億円弱と大規模。
ここ最近は不動産投資型でも需給バランスの変化が起こっており、投資家の資金が不足しているような感じがしているのですが、さてこのファンドはどのくらいの倍率となるでしょうか。
AGクラウドファンディング(12:00~)
12時からは二つのファンドが募集開始。一つはアイフルグループのAGクラウドファンディングです。
・不動産担保ローンファンド#38 (土地建物@江北)
募集期間:2024/1/5 12:00~(先着式・後入金)
予定年利:5%
予定運用期間:18ヶ月
募集金額:1億円
保全など:抵当権第一位 LTV80%
東京都足立区にある物件を担保にしたファンドです。
AGクラウドファンディングの場合、物件の事情により換価性に劣る場合(例えば借地権、所有者が複数など)にはLTVを少なくする傾向がありますので、LTV80%となる本案件はそういった事情のない物件だと思われます。
オーソドックスな不動産担保の融資型クラウドファンディングで、事業者の堅さも相まって人気が出そうです。
Funvest(12:00~)
12時からはFunvest(ファンベスト)案件も登場します。
・国際総合計画 不動産事業支援ファンド1-1号
募集期間:2024/1/5 12:00~(先着式・後入金)
予定年利:3.25%
予定運用期間:7ヶ月
募集金額:1億2,000万円
保全など:貸付先に対するリコースローン
株式会社国際総合計画は新潟で多角的に事業を展開する、NSGのグループ会社。個人的に新潟には縁がありまして、NSGグループの会長が現職の神主なこととか色々トリビアがあります。
本ファンドは不動産事業資金に用いられ、新規の貸付先とは言え短期で堅い案件なのではないかと思います。
コモサス(17:00~)
1/5の17時から、コモサスでオーソドックスな不動産担保案件が登場します。
・武蔵小杉 事業用地 (モンスターハウス#1)
募集開始:2024/1/5 13:00~(先着式・実質前入金)
予定年利:5%
運用期間:12ヶ月
募集金額:8,000万円
保全など:対象不動産への第一位抵当権 LTV約83%+個人保証
貸付先の名前こそ「モンスターハウス」となかなかのインパクトですが、これはワケありの「モンスター土地」を再生する事業をメインに行っているためとのこと。
武蔵小杉にある建物と土地(かなり老朽化しているなど、何らかの問題があると推測されます)を取得し、現存する建物を解体した後でアパート用地として整備し売却する予定。
年利5.5%で12ヶ月、土地担保あり個人保証付きというオーソドックスな案件と思われます。
利回りくん(19:00~)
利回りくんからは、9回目となる短期運用ファンドが登場します。
・利回りくん 短期運用ファンドVol.9
募集開始:2024/1/5 19:00~(先着式・後入金)
予定年利:4.8%
運用期間:1年6ヶ月
募集金額:2億4,570万円
保全:優先劣後方式 劣後比率約2%・銀行融資あり(LTV約57%)
東京都の中野エリアに位置する新築1棟マンションが対象のファンドです。
利回りくんとしては初の銀行融資を組み込んだファンドで、融資を組み込むことはレバレッジをかけることになり利率を引き上げる効果がありますが、万が一の時は投資家の出資よりも銀行融資の返済が優先されるデメリットもあります。
劣後比率は2%と薄いですが、EXIT先がシーラテクノロジーズ社に確定していてマスターリースもかかっているので、その分のリスクは軽減されていると考えます。