不動産投資型クラウドファンディングの「わかちあいファンド」から、新しい案件が予告されています。
今回は小規模のインカム型ですが、不動産投資を実感できるような案件になっていると思います。
(事業者とサービスの紹介)
www.sallowsl.com
<目次>
わかちあい滋賀八日市
わかちあいファンドから募集が予告されているのは、滋賀県の八日市にある物件です。
・わかちあい滋賀八日市
募集開始:2/29 12:00~(先着式・前入金)
予定年利:5.1%
運用期間:12か月
募集金額:1,050万円
保全など:優先劣後方式 銀行融資有(融資比率高め、契約書面確認要)
マスターリース有
物件の所在は東近江市大森町。名神高速八日市ICの南側、県道沿いにある集合住宅です。
2階建てで1LDK・8室・駐車場付き、築3年の物件となっています。
八日市の中心部からは少し離れていますが、周辺には京セラやダイフク、村田製作所、パナソニックなどの工場が多く稼働しているため、それら企業の借り上げ社宅として需要が高い場所です。
物件は満室状態が続いているとのことで、安定した物件を扱ったインカム型ファンドです。
(物件のストリートビュー)
ファンドの特徴と注意点
本ファンドはインカム型で、物件の安定稼働により得られる賃料収入を返済原資としています。
また想定運用期間は1年ですが、これはクラウドファンディングという仕組みの中で投資しやすいよう短期間に区切ったものであり、実際は10年以上の安定した運用を見込んでいる不動産です。
そのため本ファンドは満期時に再組成が予定されており、再組成時には元ファンドへの投資者が優先して再投資できることが予告されています(本ファンドに限らず、わかちあいファンドのインカム型ファンドはこうしたスキームが多いです。
上図の通り、このファンドには金融機関からの借入が組み込まれています。
本ファンドの募集額が対象不動産の想定価値と比べて少ないことから気づくと思いますが、全体に占める金融機関借入額は多めですので投資前は「契約成立前書面」を必ず確認されることをお勧めします。
不動産投資において融資を組み込みレバレッジをかけることは王道で、もし本ファンドで融資を引かず全額をクラウドファンディングで募集した場合、利率はもっと低いものになります。融資を組み込むことは不確実性を増すことにつながりますが、本ファンドではマスターリースの仕組みもあるためリスクは一定程度に抑えられていると考えられます。
こういった意味で本ファンドは、実際に行う不動産投資に似た手応えを感じられるファンドと言えるかもしれません。
私の投資判断はGOですが、ファンド規模が小さいので初動は様子見。資金の集まりがそれほどでもないようなら、手元資金で投資したいと思います。
わかちあいファンドでの投資状況
現在、私のわかちあいファンドへの投資額は850万円。私のクラウドファンディング投資先の中でも、投資額は上位にあります。
マイルールとして1事業者への投資額上限は全体の10%(≒1,000万円)としているので、最近はその上限に近づきつつあるのが悩みどころですが、これからもファンドを確認しつつ投資を続けていく方針に変わりはありません。