不動産投資型クラウドファンディングの「わかちあいファンド」から、軽井沢の開発案件が予告されています。
過去のファンドとの関係性が少し複雑なので、ファンドの内容とともに紹介します。
(事業者とサービスの紹介)
www.sallowsl.com
<目次>
わかちあいファンドPJ旧軽井沢第Ⅲ期②
わかちあいファンドから募集が予告されているのは、旧軽井沢の開発ファンドです。
・わかちあいファンドPJ旧軽井沢第Ⅲ期②
募集開始:4/2 12:00~(先着式・前入金)
予定年利:7%
運用期間:6か月
募集金額:9.000万円
保全など:優先劣後方式 劣後比率10%前後・銀行借入無し
今回募集されるファンドは、旧軽井沢にある開発案件です。
ロータスカンパニー社と提携したオーナーシップヴィラ(不動産の共有持分を実際に所有するタイプのシェア別荘)で、ファンドの説明から対象物件は以下Google Mapにある「ブリリアント旧軽井沢Ⅴ」で間違いないでしょう。
同一物件を対象とするファンドは、これまで第Ⅰ期・第Ⅱ期・第Ⅲ期と3つに分けて募集されています。それぞれの違いについてはこの後で紹介します。
延長の理由
本ファンドは、以前に募集された「わかちあいファンドPJ旧軽井沢第Ⅲ期」が延長されたものです。
延長の理由はロシアによるウクライナ侵攻などの背景により建築資材の入手が困難になったこと、及び全国的な建築人員の不足が重なったことにより別荘販売のベストシーズンである2023年の夏を逃すこととなり、2024年の春~夏に向けて販売を強化する計画へ変更したため販売期間が延長されたとのことです。
この事情や背景から考える限り、延長は致し方ないものと判断します。
また本ファンドはおそらく、「わかちあいファンドPJ旧軽井沢第Ⅲ期」に投資した人向けの優先枠があると思われます。
そのため実際の募集金額は、表示されている9,000万円からかなり少なくなることが予想されます。
同種ファンドとの関係と投資判断
「わかちあいファンドPJ旧軽井沢」シリーズファンドは、予告順に「第Ⅰ期」「第Ⅱ期」「第Ⅲ期」「第Ⅱ期②」「第Ⅲ期②」と5つあるため、わかりにくく感じる人がいるかもしれません。
というわけで、全体図をまとめてみました。青く塗られた部分が今回のファンドです。
第Ⅰ期は用地取得及び建築設計費を目的に募集され、2023年10月の時点ですでに償還を完了しています。
第Ⅱ期は建築着工費用で、これは今回のファンド同様の理由で2024年2月に延長ファンドの「第Ⅱ期②」が募集されており、2024年9月に償還予定。
そして今回の第Ⅲ期建築の中間支払い・最終支払いに充当され、2024年11月に償還予定となります。
旧軽井沢案件をすでに保有している場合は分散効果が働きませんが、私の場合旧軽井沢案件にはこれまで投資していなかったため、資金回転が間に合えば50万円ほどで投資を検討しています。