AIによりポートフォリオを変化させるロボットアドバイザー、ROBO PRO(ロボプロ)の話題です。
2024年4月、久しぶりに「あの」資産クラスが登場しました。ということは米国の利下げは・・・
<目次>
2024年24月のポートフォリオ
ロボプロはロボットアドバイザーの中でも特異な存在で、通常であれば投資家のリスク選好度により固定されるポートフォリオが動的に変化するという特徴を持っています。
ロボプロでは基本的に毎月1回、市場環境に大きな変化がある場合にはその都度、ポートフォリオの見直しが行われます。
2024年4月の運用ポートフォリオは下記の通りです。
株式:6%(内訳 新興国株:6%)
債券:43%(内訳 米国債券:40%、ハイイールド債:3%)
米国REIT:20%
コモディティ(金):29%
2024年4月のポートフォリオでは、久々に「不動産」の資産クラスが再登場しました。
全体としては金と債券が7割を占めているので安定資産と言えますが、米国REITがポートフォリオに入ってきたということは、AIは米国の利下げを織り込み始めたことを意味するのでしょう。
(2023年11月~2024年4月のアセットクラス変化、SALLOWまとめ)
現在の投資状況
現在の投資状況は下記の通り。
ドル円レートの円安状態が継続していること、およびAIによるアセットクラスの選択がはまったことから、先月比で+16万円と良好な運用結果となりました。
(現在の投資状況。元本350万円・含み益152万円)
現在は円安や好調な運用があるので様子見するとして、ロボプロについては評価額が下落したら都度買い足していく方針です。
通常のロボットアドバイザーならポートフォリオが固定されているので積立投資を行うのが王道なのでしょうが、毎月ポートフォリオが変わるロボプロの場合、積立投資による分散効果が少ないと判断しているからです。
ロボプロに投資をする意味
以上、2024年4月のロボプロポートフォリオについての記事ですが、ある意味今回の本題はここから。
私はこれまで何度か、「ロボットアドバイザー投資をやらなくても、ロボプロに最低限の金額(10万円)を入れておくのは悪くない」と書いたことがありますが、今回はその好例です。
AIの判断は膨大なマーケットデータに基づき、一切の感情を差し挟まず行われます。もちろんロボプロの運営事業者も、判断は一切いじっていません。
そのAIの判断とロボプロのこれまでの実績を考えてAIを信用するなら、つまり米国利下げの可能性が高いということで、$TMF(*)とか仕込んでも面白そうですね。
*20年超米国債ブル3倍ETF
(TMF5年チャート)
(出典:https://www.bloomberg.co.jp/quote/TMF:US)
このように「AIの判断を他の投資判断の材料とできる」からこそ、ロボットアドバイザー投資をやらなくともロボプロには口座を開設し少しの金額で投資しておくことは重要だと考えます。