地方創生・地方活性化の案件を特徴とする、不動産投資型「BATSUNAGU」の紹介です。
最近あまりファンド募集がなかった同社ですが、ここに来て再稼働の動きが出てきました。今回の案件は小粒ながら年利10%と期待大です!
<目次>
BATSUNAGUのおさらい
「BATSUNAGU(バツナグ)」は地方と人をつなぐ不動産投資と掲げている通り、募集するファンドの中には地方創生・地方活性化を目的としているものがあり、これがBATSUNAGUの特徴となっています。
地方創生ファンドは社会的意義があるのと同時、どうしても首都圏に集中しやすい不動産所在を分散させる効果もあり、投資家としては有効に利用したいところです。
「BATSUNAGU(バツナグ)」の運営会社は、リムズキャピタル社です。
不動産事業を行う投資会社であると同時、地方創生企画立案や運営事業、宿泊施設のオペレーション事業なども行っており、BATSUNAGUはこれら事業をファンド化することを目的にサービスを開始したものと推測されます。
運営会社のリムズキャピタルは2024年3月18日、不動産特定共同事業第1号・第2号の免許(東京都知事免許番号 第181号)を取得しました。今までは小規模事業だったため投資家一人あたりの総投資額が100万円に制限されていましたが、特定事業免許の取得によりこの制限がなくなったことになります。
船橋市夏見台団地区分マンション リノベーションファンド
BATSUNAGUで募集が予告されているファンドは、小粒ながら年利10%と人気が出そうなファンドです。
・船橋市夏見台団地区分マンション リノベーションファンド
募集期間:2024/6/10~2024/6/24(抽選式・後入金)
予定年利:10%
運用期間:3ヶ月
募集金額:300万円
保全など:優先劣後方式 劣後比率約10%
対象の案件は名前の通り、千葉県船橋市夏見台にある夏見台団地の一室をリノベーションするものです。
外部サイトによると建築は1968年(築57年)とのことで相応に老朽化が見られており、この案件をリノベーションして売却することでEXITするシナリオです。
(現況写真:ファンドページより引用)
ファンドの詳細
ファンドは想定利回りが年利10%、運用期間が3ヶ月、劣後出資比率が約10%。
開発案件ですが価格ボリュームが小さな物件なので、個人を含め潜在的な買い手が多くEXITの選択肢が幅広い案件です。
またリムズキャピタル社自身が豊富なリノベーション実績を持ち、グループ会社に一級建築士事務所・施工会社であるリムズ社があることから、リノベーションが成功する蓋然性は高いと思われます。
さらに本ファンドの特徴として、物件を購入した後のリノベーション期間中もリムズキャピタル社に賃貸する、という点は重要です。
このようなリノベーション案件は本来、キャピタル型となり不動産の売却リスクが生じますが、本ファンドについては営業者に賃貸することから安定した賃料収入が発生するインカム型のファンドの特徴を持ち、投資家にとって有利なお宝ファンドと言えそうです。
できれば投資したいところですが、小規模なので激戦になるでしょう。いっそのこと5~10部屋くらいまとめてリノベファンドにしてもらえないか、などと無茶なことを思いついてしまいました。