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古典に学ぶ「自分の居場所をコントロールする」方法



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旧ブログの内容をアレンジして再掲します。
会社組織の中で、居心地の良い場所を作るための方法を紹介します。
タイトル通り「古典に学ぶ」ということで、昔からある伝統的な手法を使うことになります。
(会社以外にも使えなくはないですが、ある程度論理的に動く組織でなければ効果は低いと思います)

本記事は前編部分です。後編はこちら。

www.sallowsl.com
 
<目次>

 
 

どうせ組織にいるのなら

私は決して会社組織に忠実ではありませんが、会社組織に属するメリットは正しく知っているつもりです。
その最大のメリットは言うまでもなく、「そこそこ安定した給与が得られること」
一握りの有能な人はともかく、私を含めた多くの凡人にはとてもありがたいメリットです。

もっともご存じの通り、その地位に安穏としているわけにはいきません。
終身雇用が崩壊する足音も徐々に近づいてきていますし、ロボットやRPA、AIの登場によって人間の仕事の一部は食われるでしょう。
会社に依存せず食っていく方法を考えるということは、もはや道楽ではなく一人一人にとって必須のことになっているかもしれないと思います。

とは言え、それはすぐに会社組織を飛び出すこととイコールではありません。
どうせしばらくは組織に所属するのなら、その中で居心地の良い場所を作ることを考えるべきだと思います。
 
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会社の目的、個人の目的

会社組織に居心地の良い場所を作るより、仕事をがんばればそれで居心地がよくなるのでは? と思うかもしれません。
それも一理あります。が、そこまで物事は単純ではありません。

実際の会社組織において、自分自身がトップ(あるいは経営層)でもない限り、会社の利益に叶った正しい行動を行うことは常に最善の方法とは限りません。
それは、努力と成果が正しく評価される組織に所属しているときに限ります。

成果が評価されないだけならともかく、ヘタをすると正しい行動が自分自身に悪影響を及ぼすこともあります。
例えば目標を達成したにも関わらず、それが評価されないどころか「次はもっと上の目標を達成しろ」と能力以上を要求されるなどは典型例でしょう。
それで無理をして体や心を壊したところで、助けてくれる会社ばかりではありません。「自己管理が甘い」で切られるのが関の山だと思います。


社会人になったばかり、会社組織に入ったばかりの方ならともかく、少し時間が経てば会社の目的と個人の目的は一致しない、ということが分かってきます。
そうなった時に会社と個人の目的、どちらを優先するべきかは考えるまでもないでしょう。
 
 

競争率を低くする方法

会社の目的に沿ったところで、それが個人の目的にかなうかは分からない。だから会社のためではなく、自分のために働きたい。
しかし会社組織に属するメリットは享受したい。
そう考えた時、会社の中で居心地の良い場所を作る重要性は理解してもらえると思います。

本当は仕事をしなくてもいいポジションにいられれば最良ですが、それはさすがに会社の中では容認されにくいです。
一昔前のいわゆる「窓際族」がまさにそれですが、余裕のない最近の会社の中で窓際族は駆逐対象ですし、自ら肩を叩かれるポジションを望むのは「会社組織のメリットを享受する」という目的に反します。


仕事をせずに会社組織に居続けるのは、さすがに難しいです。
であれば次に考えるべきは、仕事を自分の裁量と判断で行えるような状況を作ることだと思います。

「自分の裁量と判断で仕事できる場所」が居心地の良い場所というのは、賛同が得られるでしょう。
ですが残念ながら、そういう場所は多くの人が狙っているため、競争率が高いという問題があります。

なので、ここで一ひねり。
「他人が不得意でやりたくない業務を」「自分の裁量と判断で仕事できる場所」を狙っていくことが、一つの解になるのではないかと考えています。
 
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シンプル・サボタージュ

どうやって居心地の良い場所を作るか。
それを考える前に、まずは自分を取り巻く環境や自分の居場所をコントロールする方法を身につける必要があります。

自分の居場所をコントロールすると言っても、会社組織の中で一人ができることには限りがあります。
それに、あまりおおっぴらな行動は周りの反感や反発を買いかねません。
あくまでも組織の一員であるように振る舞いながら、できる範囲で少しずつ物事を動かしていく必要があるわけです。

一例として、ある仕事が好ましい方向に向かっている時はその仕事を成功させる方向に動き、好ましくない方向に向かっている時はその仕事を失敗させる方向に動くことが挙げられます。
成功の方法と失敗の方法は裏表一体。どちらかを知っていれば、その逆もうまくやれるでしょう。


こういう話で私が参考にしている書物の一つは、今から75年も前に書かれた古典の一つ。
CIAの前身が作成した組織を効率的に弱体化させる方法、「シンプル・サボタージュです。

興味がある方は、お暇な時にいかがでしょうか。

シンプル・サボタージュ
 
 

どんなことが書いてあるのか

このマニュアルには、組織に入り込んで普通に行動しているように見えつつも、内部から組織を崩壊あるいは弱体化させる方法が書いてあります。
そのもっとも重要なことは「組織に従順であること」です。
(組織に従順でなければ組織から排斥される。つまり弱体化という目的を果たせないためです)


それ以外には例えば、以下のようなことが「組織の弱体化手法」として挙げられています。

・常に文書による指示を求めること。自分が指示を出す時は、どちらにもとれる表現を使うこと。
・決定を行う場合はできるだけ大人数による長時間の会議を開くこと。
・以前決まったことでも、機会があればその妥当性を問い直すこと。
・決断は全て妥当性を疑い、職務分掌や上層部の方針とのズレを細かく指摘すること。
・決裁の手続きは可能な限り多くのハンコを必要なようにすること。
・規則を厳格に適用し、例外扱いを認めないこと。
・些細なことにも高い完成度を要求し、わずかな間違いであっても差し戻しを行うこと。

こういった行動は、よほど目立ってやらなければ組織からの排斥を受けないどころか、むしろルールをきちんと守る従業員であるとプラス評価を受ける可能性すらあります。
ですが実際、こういった行動は組織を弱体化して競争力を失わせるのは想像に難くありません。

そして、組織を強化するためにはこの逆を行えばいいわけです。
この裏表の手法をうまく使い分けることができれば、仕事の完成度や成否にある程度影響をもたらすこともできるでしょう。
もちろん、こういった方法は「組織に忠実である」ことを前提とするため、社内での立場もコントロールしやすくなります。


どちらの手法を使うかも、どう使うかも、その人次第です。
 
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