融資型クラウドファンディング「LENDEX」の話題です。
事業者としての安定性は上場企業などには及びませんが、入出金の速さなどの使いやすさや遅延・貸し倒れゼロの実績。
加えてここ最近は高利率・担保無し案件を多く募集し、中には2億円の案件を集めきったこともありました。
私もそんな中の一つには投資をしました。
www.sallowsl.com
今回は担保付き、利率6%とLENDEXにしてはおとなしめの案件が登場しましたので、内容を紹介します。
興味のある方はこのままどうぞ。
<目次>
案件の詳細
今回の案件は利率6%、運用期間12ヶ月と標準的です。
もっとも貸付利率は10%ありますので、それ相応のリスクはあるということは認識して投資を検討すべきでしょう。
・不動産担保付きローンファンド 115号
募集開始:3/10 12:00~
予定利率:6%
運用期間:12ヶ月
募集総額:2,000万円(主部分)
貸付先情報
今回の案件は、東京都の不動産事業者が購入する不動産の仕入れ資金を融通するものです。
この不動産事業者は「資本金:3,100万円」とありますが、新規設立のために財務内容はこの情報しかありません。
なお、LENDEXとの間の利害関係は無しとなっています。
つまるところ、直前3期の財務情報などがないために銀行審査に通らず、融資型のクラウドファンディングを利用することになったと言えそうです。
新規事業者がすぐさま問題だ、と言うつもりはありませんが、不確実性があるのは確かでしょう。
それにしても、新規設立事業者で資本金がいきなり3,100万円とは、けっこう多いですね。
担保案件の詳細
今回の担保案件の紹介です。
担保物件は板橋区の区分マンション。
LENDEXの場合、融資金額は「①LENDEX独自の査定額」、「②第三者の調査価格」のうち低い方の80%を上限に設定しますので、今回の区分マンションの評価額は2,500万円ということになります。
LENDEXは東京リバブルと業務提携を結んでいますが、上記「②第三者の調査価格」が東急リバブルの査定額かどうかについては確定していません。
これはおそらくですが、②は「LENDEXの融資判断を行うための内部資料であることから不動産鑑定基準に則らないもの」であることから、それに社名を冠して公開するのは問題がある、という判断があったためではないでしょうか。
投資家へのリターン利率は6%ですが、実際の貸付利率が10%であることから、ある程度のリスクは呑み込むべきだと思います。
ただし板橋区の案件で満室稼働中であることから、たとえ空き部屋になっても需要は底堅いでしょう。
最近のLENDEXの実績や人気を考えれば、おそらく一瞬で蒸発する案件になると思われます。