今回のタイトルは何か物々しいですが、大事なことだと思いますので発信させていただきます。
新型コロナウィルスの世界的な感染拡大により、経済活動は打撃を受け、世界のいくつかの国では封鎖も起きています。
一方でツイートもしましたが、まだレビュー前の論文ですがアカゲザルを使った実験では、新型コロナウィルスの抗体は通常のコロナウィルスと変わらない、という一報も出ています。
<目次>
株式を始め、あらゆるところが混乱しています
NYダウは連日、取引時間中の値動きが激しすぎるために取引が一時停止するサーキットブレーカーが起きている状態。
日本株も含めて、株式の下落が続いています。
その影響は一般生活にも表れています。身近なところではマスクなどの品不足。
個人的には少し騒ぎすぎの気もしますが、正体不明のウィルスが相手となれば恐怖にかられるのも無理はないことかと思います(マスコミの責任もありますが)。
しかし、ツイートでも呟いていることですが、病気と同様、経済でも人は犠牲になることを忘れてはいけません。
そして前者は肉体的弱者を狙い、後者は経済的弱者を狙います。
経済的弱者の犠牲は、肉体的弱者と比べ大々的に取り上げられないために、より深刻な状況になりかねません。
ウィルスのために完全に経済を止めることは、難しい選択です。
事業者への提言です
世界全体の経済が機能不全になりつつある現在、クラウドファンディングへの影響は株や為替ほど急激ではありませんが、確実に表面化していくものと思います。
そんな折、各クラウドファンディング事業者(融資型及び投資型)には、
「募集済みファンドの健全性に関する再確認及び投資家へのレポート」
をお願いしたいと思います。
これが、この記事における「提言」の内容です。
あくまでも私見ですが、おそらくこの騒ぎは長続きしません。
こんごワクチンの開発などを通して、新型コロナは新型インフルエンザなどと同様の病気となり、散発的な発生はするでしょうがやがて大きな話題にはならなくなっていく、と予想します。
そのため気に掛かるのは、ここ数ヶ月~半年ほどで償還されるファンドの現状です。
状況の調査と把握、問題があれば先手先手の対応を行うことで、最終的な損害を最小限に抑えることができるでしょう。
そして、そういった対応のできる事業者が、結局は信頼され伸びていくのだと思います。
対応している事業者の紹介
最後に、今回の問題を受けてすでに対応されている事業者の紹介です。
下記の記事で取り上げているのは、CREAL、X-Crowd、クラウドバンク、SAMURAI、CAMPFIRE Ownersなどの事業者。
それぞれがファンド内容の情報展開や、一連の問題を受けての営業体制の変更を発表しています。
www.sallowsl.com
クラウドクレジットでは、3/18に「急激な市場変動に伴う当社ファンドへの影響につきまして」という記事を公式noteに公開しています。
新型コロナウィルスが市場に与える影響、ファンドに及ぼす影響、クラウドクレジットの取り組みや投資家へのお願いを書いたものになっていますので、投資家としては一読必須でしょう。
(直前のカメルーン案件を受けての対応という側面もあると思いますが)
note.com
また本日、Fundsも一報を発表しました。
Fundsの募集しているリコースローンは上場企業グループ全体の与信に紐付いた仕組みであること、景気変動を織り込んだ分析をしていること、また3/18時点で配当や償還への影響が出る事象はないことが書かれていました。