株式投資型クラウドファンディングに、新たなプレイヤーが参入します。
名前は「イークラウド」。個人的にかなり注目している事業者です。
事業者の概略と、注目の理由を紹介します。ベンチャーやスタートアップへの投資に興味がある方は、このままどうぞ。
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<目次>
- 株式投資型クラウドファンディングの概略
- イークラウドの特徴1:新規事業の創出ノウハウを保有
- イークラウドの特徴2:大和証券グループとの連携
- イークラウドの特徴3:スマホ完結
- 最初の案件は7月募集開始!
株式投資型クラウドファンディングの概略
株式投資型クラウドファンディングは、インターネットを通じて不特定多数の個人投資家がベンチャーやスタートアップなどに投資できる仕組みです。
これまでベンチャーなどへの投資はVC(ベンチャーキャピタル)やエンジェル投資家に限られていたところ、その門戸を個人に開いたという点で画期的な仕組みとなっています。
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出資することで投資家はベンチャー企業の株式を手に入れることができますが、この株式は非上場ですので市場で売り買いすることができません。
投資したベンチャーが大きく育ち、IPO(株式上場)やM&A(買収)に至った時、初めて換金できることになります。
そのため流動性は低くリスク(不確実性)が高い投資と言え、応援したい企業の成長を見守るような気持ちで投資をすべきでしょう。
イークラウドの特徴1:新規事業の創出ノウハウを保有
イークラウドの最大の特徴は、その母体やメンバーにあります。
ベンチャーキャピタル(ベンチャー企業へ投資する投資会社)での投資経験者や、元サイバーエージェントの役員が代表を務めるスタートアップ支援企業「XTech(クロステック)」での投資経験者など、ベンチャー企業での投資を実際に行ってきたメンバーが役員に名前を連ねています。
また、母体となったXTexhは新規事業を創出を目的としており、起業家支援のノウハウも保有。
有望なベンチャー企業を見つけ出すことのできるスタートアップ支援企業発の株式投資型クラウドファンディングということで、その目利きに期待が持てます。
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イークラウドの特徴2:大和証券グループとの連携
イークラウドの株主構成は、母体となったXTechが58%、大和証券グループの子会社が42%を保有しています。
大和証券グループが間接的にでも関与することにより、大和証券の持つ人的リソースやノウハウが生かされ、投資家にとって有利な条件での出資募集が期待されます。
イークラウドの特徴3:スマホ完結
イークラウドの便利な点として、スマートフォンのみで投資家登録が完結するという特徴があります。
法改正の決定により、オンラインで手続きが完結できることになり、登録のために紙が不要となりました。
これにより、最短で即日の投資が可能となるそうです。
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この仕組みは「eKYC」と言われており、様々なところに利用されています。
興味のある方は、下記の参考記事もごらん下さい。
最初の案件は7月募集開始!
ベンチャーキャピタルでの投資経験や、母体の会社が新規事業創出のノウハウを持っていることは、株式投資型クラウドファンディングとの相性が極めて良好。
自前で良いベンチャーを探し、自前で投資案件を組み立てて募集をかけられるのは、かなりのアドバンテージになると思います。
イークラウド最初の案件は7月の募集予定。
失敗できない第1号案件で「ワクワクするような大きく成長する可能性のあるベンチャー企業」とは、かなりハードルを上げている感がありますが、内容に期待です。
私もさっそく投資家登録をして、最初の案件を楽しみに待ちたいと思います。