融資型クラウドファンディングの話題です。
ZUU社と資本提携をして再稼働したCOOL社、再稼働後の最初の案件には私も投資を行いました。
ZUU社の狙いや、その案件の紹介などを行います。
<目次>
資本提携を行ったZUU社の狙い
COOL社はもともと、独立の融資型クラウドファンディング事業者としてサービスを開始しましたが、最初の案件を早期償還した後にZUU社と資本提携を行い、ZUU社のグループ会社となりました。
ZUU社は、マザーズ上場のアッパーマス~富裕層向けフィンテック・プラットフォーム運営や、金融機関のフィンテック化支援を行う会社。
経済・金融情報サイト「ZUU Online」は、目にした方も多いのではないでしょうか。
なぜ資産管理や資産アドバイザーの会社が、クラウドファンディングに参入を決めたのか。
その背景は以下の記事で紹介していますが、要約すると「よりパイの大きなところに参入する」という狙いがあります。
再稼働後の案件に投資しました
そのCOOLの、再稼働後の案件には私も投資しました。
・民泊・マンスリーファンド事業融資ファンド #1
募集開始:8/11 10:00~
予定利率:4.0%
運用期間:5ヶ月
募集総額:5,000万円(最低成立:3,000万円)
まずはお試し、10万円の投資。
民泊関連の案件ということで少し心配はありますが、マンスリーマンションとしての利用も考えられていること、貸付先が上場会社であること、及び後述する仕組みがあることから、投資をしてみることにしました。
リコースローンの仕組み
今回投資した案件は、以下のような仕組みです。
JASDAQ上場のファンドクリエーショングループ(以下FCG社)が、自らの特別目的会社「Short stay宿泊事業ファンド(仮称)」
に対して貸し付けている資金の一部を、クラウドファンディングで集めます。
資金の最終的な貸付先は、FCG社になります。
この際、返済原資はFCG社の全ての資産であり、FCG社が特別目的会社に対して貸し付けた資金だけではない、というところが特徴です(リコースローンの仕組みです)。
もしノンリコースローンであれば、特別目的会社が吹き飛んだ場合にFCG社は返済義務を負いません。
これまで起きた融資型におけるデフォルト事例は、ノンリコースローンだったことが理由のものもありました。
一方でリコースローンであれば、事業がうまくいかなくともFCG社に返済能力がある限り、返済は行われます。上場会社だから安全、ということはないですが、非上場に比べれば一定の安定性はあるでしょう。
もう一つのデフォルトが起こる可能性は、営業者であるCOOL SERVICES社が吹き飛ぶことですが、バックに上場企業のZUU社がついている以上、この可能性も低いと考えています。
COOLでは現在、次の案件の募集も始まっています。
まだ登録している投資家が少ないのか、余裕をもって応募できます。保全もしっかりしていますし、今が狙い目の事業者かもしれません。
登録方法については、下記の記事をごらん下さい。