融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)、「J.LENDING(ジェイレンディング)」の話題です。
新しい融資先への貸付に出資できる、新案件が登場しました。
今日の会員登録ならギリギリ間に合うかも?(by J.LENDINGの中の人) とのことなので、興味ある方はどうぞ。
<目次>
LF30号 案件の概要
今回募集される案件は、「LF30号」。
気付いたら30号まで出ていたんですね。私もそのうちのいくつかに投資しています。
・LF30号
募集開始:2/15 15:00~
予定利率:6.1%
運用期間:約1年半(551日)
募集総額:2,000万円
*注記 最低投資額50万円(10万円単位)
条件だけをぱっと見た限り、利率は6%超えと良好ですが、投資期間1年半をどう評価するかで分かれると思います。
もっとも募集枠が2,000万円と少ないことから、J.LENDINGの集金力を考えれば短時間で埋まるのはほぼ確実でしょう。
貸付先や担保
次に、案件をもう少し詳しく見ていきます。
貸付先は「全国のエステティックサロンの個人顧客専用のクレジット事業を展開して」いる会社。
J.LENDINGでは初の貸付先ですので、貸付先の分散効果も期待できます。
エステティックサロンの個人向けクレジット事業には、別の事業者で投資したことがありますが、複数案件で貸倒・遅延なく案件が償還されています。
こういった状況下ですが、エステの需要は底堅く、また支払代金が高額になりやすいために紐付いたクレジット事業も堅調に推移している、ということでしょう。
エステクレジット全体の市場規模は3,600億円、貸付先のG社の債権は平均一人25万円で期間は2年半、延滞率は1%台ということで、債権の質としては悪くないと思います。
担保と保全
次に、担保と保全です。
今回は不動産担保ではなく債権担保、つまりクレジットの残債そのものが担保になります。
担保額は2,400万円、貸付額に対して1.2倍(LTVで言えば83%)です。
クレジット債権の延滞率が1%台という情報がありましたので、担保余力としては十分だと思います。
(仮に延滞率を多めに3%と見積もり、かつ延滞が全て焦げ付くと仮定しても、実質担保額は2,400万円×97%=2,328万円でまだ余裕があります)
また、貸付先の会社社長が連帯保証人となっています。
会社へ貸付するレベルの金額を個人が連帯保証したところで、通常は障子紙一枚くらいの効力しかないのですが、今回は2,000万円と枠が少ないこともあり、会社の社長が弁済できない額ではないでしょう。
それとこれは会員限定情報なので一部ぼかしますが、営業者JALCOも同じような条件で貸付を行っています(しかも、JALCO貸付の方が担保余力は少なめ)。
長年貸金業をやっているJALCOの審査をクリアし、かつJALCOとセイムボート投資になっていることも、魅力の一つだと思います。
2/15はイベントたくさん
2/15はこれ以外にも、穴吹興産の運営する不動産投資型クラウドファンディング、ジョイントアルファから3案件が同時に募集されます。
さらに、SBIソーシャルレンディングからの償還もある日です。
SBISLは現在トラブっているので、再投資は様子見しておくのが吉でしょう。
ということで、クラファン投資家あるある、資金回転の時間がやってきました。
2/15以降にも募集されるファンドは多く、また15日というのはキリが良い日なので、これから2/15に募集開始が公開されるファンドもあるかもしれません。
どれに投資をしてどれを見送るか、もう少し考えてみます。