maneoマーケット関連の延滞情報、今回はプレリートファンドです。
私の投資している案件での話ですが、最後に一つ残った案件が遅延扱いとなりました。この案件に関する続報です。
<目次>
最後で引っかかりました、残念
プレリートファンドは不動産特化型のサービスで、名前の通りPre-REIT、つまり不動産信託にEXITする前段階の不動産を対象とする貸付を行っていました。
現物不動産が担保で、かつ担保となる物件も明確なことから投資を行い、実際に多くの案件は償還を迎えました。
しかし、maneoを巡る一連の騒ぎと新型コロナの感染拡大の影響を受け、最後の案件が延滞に引っかかってしまったというのがこれまでの経緯です。
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今回はこの案件の続報になります。
2021年3月、利息は正常
元本返済が延滞になっているのは、「センチュリオンホテルグランド赤坂」というホテル案件です。
インバウンドもアテにしいていることが窺える内容のホテルで、なるほどこれは現状厳しい経営だろうなあという推測が容易にたちます。
しかし元本償還こそ遅延していますが、2021年3月の利息は下記の赤枠の通り、正常に支払われました。
ということは、maneoの騒ぎでファンド募集が中止され、借り換えができなかったために元本が遅延している状態であり、物件の運営は正常に行われているとみて良さそうです。
他の事業者へシフトできない理由
プレリートファンドの仕組みは上記の通り、クラウドファンディングで集めた資金で特定の不動産へ出資を行うものです。
不動産特化型であり、かつ物件の詳細も明確に示されていて、先順位に金融機関が噛んでいるなど、物件としては大きな問題がないものを集めている、と判断しています。
しかしホテル物件が現状で予定通り売れるわけはなく、今回の元本返済遅延になったのでしょう。
これまでmaneoマーケット関連では、いくつかの事業者が別のプラットフォームにシフトして、ファンド募集を継続するということを行ってきました。
プレリートファンドにもこの選択肢があったのかもしれませんが、maneoに近すぎたためにこの選択をすることができなかった、と個人的には推測しています。
プレリートファンドのブルーメロン社とmaneoマーケット社は資本提携関係にあり、それを取り込むというのは他のプラットフォームでも難しかったあるいは、メリットが感じられなかった)のではないか、と考えています。
この案件はもう少し時間がかかりそうですが、今後も動きがあれば記事で紹介していきます。