不動産投資型クラウドファンディングでは、とある事情により高利率案件が登場しやすい特長があります。
今回はそういった高利率案件の紹介と、高利率が出せる事情について紹介します。
<目次>
1号、2号案件ともに20%の「Crowd Builds」
不動産投資型クラウドファンディングの「Crowd Builds」では、1号に続き2号案件も年利20%案件が登場しました。
1号案件は先着式6ヶ月だったのに対し、2号案件は抽選式3ヶ月です。
年利20%はかなりの衝撃だったらしく、始まって間もないサービスながら、抽選式の2号案件には募集金額の7倍を超える資金が集まっています。
もう一つの20%案件「GATES FUNDING」
今までクラウドファンディングにおける利率の上限は、10%そこそこというのが「相場」でした。
それを超える20%が出たからには、いずれ追随はあると思っていましたが、思ったより早く出てきました。
「GATES FUNDING」で、20%3ヶ月・抽選式案件が登場しています。
10%案件も次々登場
さすがに20%という案件はそれほど見当たりませんが、10%くらいの案件なら数多く登場しているのが、不動産投資型クラウドファンディングの世界です。
例えばカチデベロップメント社が運営する「Victory Fund」では、第1~3号案件が全て10%以上。
8/31まで、新規会員登録で1,000円分のAmazonギフトがもれなくプレゼントされますので、興味ある方はどうぞ。
リビングコーポレーションの運営するProperty+(プロパティプラス)でも、10%案件が登場しています。
また、WARASHIBEで最近償還された案件は、運用期間1ヶ月ながら年利換算で70~80%という、驚異のリターンをたたき出しました。
(関連記事)
www.sallowsl.com
こんな高利率でだいじょうぶ?
10%とか20%とか景気良い数字が並んでいると、まっさきに思うのは「これホントにだいじょうぶ?」という疑問でしょう。
結論から言えば、(断言はできませんが)だいじょうぶじゃないの? と考えています。少なくとも私なら投資に参加しますし、実際にいくつかの案件には参加しています。
不動産投資型のクラウドファンディングは、不動産事業者のフックツールとして用いられることがあり、フックツールであるからにはインパクトを持たせる必要があります。10%や20%の高利率は、インパクトという点ではもってこいでしょう。
無茶をしている利率ではないか? という意見もあるでしょうが、不動産屋は安く買って高く売るのが当然。
例えば手元に10%利益の取れる物件があれば、それを放出してクラファンの案件として組成すれば、20%3ヶ月(=実質利益5%)の案件は簡単に作れてしまいます。
つまるところ、高利率案件は客寄せのために自社利益の一部を投資家に配分しているに過ぎません。
この状態が永続することはないでしょうが、ビジネスの拡大と投資家との関係性持続のため、こういった動きは今後も続くものだと思います。