AI搭載のロボットアドバイザー、「ROBO PRO(ロボプロ)」の話題です。
2021年8月現在、月例のポートフォリオ変更が行われました。ROBO PROのポートフォリオ変更は、AIが現在の相場をどう見ているかを知る上でも重要な情報になります。
<目次>
ROBO PROのおさらい
(*この部分は、ROBO PROについてすでに知っている方は読み飛ばしていただいてOKです)
ROBO PROは「投資一任型」のロボットアドバイザーで、投資実施やリバランスなどを最適化して自動的に発注、運用を行うものです。
投資一任型のロボットアドバイザーは数多く存在しますが、ROBO PRO最大の特徴は「AIが搭載されている」ことです。
(通常のロボットアドバイザーには、AIは組み込まれていません)
ROBO PROに搭載されたAIは、膨大なマーケットデータを読み込んで投資戦略を決定し、それをポートフォリオの変更という形で目に見える形にします。
つまりROBO PROのポートフォリオ変更は、「AIがその時々の世界・相場をどう見ているか」のヒントになるわけです。これが私が、個別株や米国株に投資する人であっても、ROBO PROに資金を追加した方が良いと主張する根拠です。
2021年8月のポートフォリオ
ROBO PROにおける、2021年8月のポートフォリオは以下のようになっています。
2021年8月 変更後のポートフォリオ:
米国株:18%
先進国株:2%
新興国株:25%
米国債券:18%
ハイイールド債:6%
金:28%
私の投資成績ですが、記事を書いている2021/08/07現在で投資元本260万円、確定益+含み益は約31万円です。
(下の画面における「含み損益」が31万円より少ないのは、ポートフォリオ変更時に確定益が発生しているためです)
ポートフォリオの変遷
ここ6ヶ月のポートフォリオの変遷は、以下のようになっています。
大きな変化は、新興国株式保有率の大幅アップと、債券保有率のダウン。
素直に考えれば全体としてはまだリスクオンながら、米国よりも新興国株に旨味が出てきたとAIが判断したということだと思います(そして、米国以外の先進国株は最近冴えないと)。
ROBO PROにおける誤解
ロボットアドバイザーには否定的な意見が散見されますが、その論拠の一つが「手数料が高い」というもの。
この論拠が少なくともROBO PROにおいては誤っていることを、下記の記事で説明しています。ロボットアドバイザー全てを同列で語るべきではありません。