不動産投資型クラウドファンディング、「ぽちぽちFUNDING」からの事業終了のお知らせがありました。
内容について紹介します。
<目次>
事業終了のお知らせ
ぽちぽちFUNDINGが残念ながら、事業を終了することになりました。
突然のお知らせとなり大変恐縮でございますが、
ぽちぽちFUNDINGは事業終了させていただくこととなりました。
ぽちぽちFUNDINGは、1口1万円から気軽に投資ができる不動産クラウドファンディングとして、
2021年8月よりサービスを開始致しましたが、事業方針の転換により既存の不動産売買事業を強化していく方向となり、
会員の皆様にご満足いただける商品・サービス提供を維持することが難しいという事から事業終了の判断に至りました。
事業終了は現在運用中の7号商品までの償還が完了後、2022年中を予定しております。
事業終了に伴い、新規会員受付は停止をさせていただきます。
マイページに関してはサービスサイト終了まで引き続きご利用が可能です。
(お知らせメールから引用)
ぽちぽちFUNDINGでの私の投資は、累計金額で2案件に90万円、現在投資中なのは40万円。
投資中の4号は、11月末に償還が予定されています。
推測される背景
今回の事業終了の背景について。
ぽちぽちFUNDINGの運営母体であるアイディ株式会社は、2021年10月に株式会社ディア・ライフ(3245)の完全子会社となりました。
これにより、「事業方針の転換により既存の不動産売買事業を強化していく方向(ぽちぽちFUNDINGのお知らせより引用)」に方針を転換し、クラウドファンディング事業を終了することになったのだと推測されます。
なお、そのディア・ライフも FUELオンラインファンド(広告リンク) のプラットフォームでクラウドファンディング事業を行っていますので、こちらも今後どうなるか注目です。
不動産投資型の今後
最後に、不動産投資型クラウドファンディングの今後について。
2019~2020年頃から、不動産投資型には様々な事業者が参入し、花盛りと言える状況にありました。
一方で不動産投資型クラウドファンディングは、それ自体が大きな利益をもたらす事業ではないので、これからも今回のような事業終了、あるいは新案件の募集が止まるような自然消滅というのは起きてくると思います。
事業者が不動産投資型クラウドファンディングへ参入する理由の一つは、潜在顧客層向けのドアノックツールとして利用するためと推測されます。
(関連記事)
www.sallowsl.com
また最近では、不動産の開発案件や仕入れ案件において、銀行以外の資金調達先として投資家を選び、リスクやリターンを共有していくという考え方も登場しています。
(銀行などからの貸付は、地合いが悪くなった時に剥がされるおそれがあるためです)
こちらのパターンの例は、売却益が発生した場合に投資家へ上限無しに配当する方針を掲げているCOZUCHI(コズチ)でしょう。