海外特化の融資型クラウドファンディング、クラウドクレジットの話題です。
長らく懸案になっていたカメルーン案件が、望んだ形ではないものの決着したようです。
<目次>
問題となっていた案件
クラウドクレジットにおけるカメルーン案件は、カントリーリスクが表面化した案件の代表格です。
簡単に言うと、以下の2点が重なって大規模な遅延が起きてしまいました。
・カメルーンにおける商売や契約の慣習のずれ(意識の低さ)、及び企業ガバナンスの難しさから貸付案件の遅延が発生
・さらに現地エージェントでも、上記の問題が表面化
この問題は以前、日経にも取り上げられています。
その内容と、私がクラウドクレジットについて思うことについては、下記の記事をごらん下さい。
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私の投資案件への影響
私が投資しているカメルーン案件は、全部で3件。
それぞれ以下のような結果になり、合計損失は¥568,750です。この分は例年通り、今年の雑所得と相殺する形で確定申告を行うことで、所得税を還付してもらいます。
(カメルーン中小企業支援8号:損失¥405,272)
(カメルーン農業支援2号:損失¥90,560)
(カメルーン中小企業支援17号:損失¥82,918)
所感
以前に「クラウドクレジットへの提言」でも書きましたが、今回の件をクラウドクレジットは十分に検証し、さらに投資家と双方向のコミュニケーションを取っていってもらいたいと思います。
投資家の不満や怒りが消えることはないでしょうが、その不満や怒りに真正面から向き合い、法人としてのケジメをきちんと付けて今後のファンド運営に活かしていくことが、今後サービスを継続するのであれば必須の対応でしょう。
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一方で、問題が起こると散見される事業者への雑言について、私は賛同しませんし、何なら積極的に批判の態度を取るでしょう。
不満を持つのは個人の自由ですが、それを放言するのは自由ではないことが理由の一つ。
何よりも投資判断をしたのは自分なのに、その責任を棚上げして他者の批判にすり替えるというのは、なんだかなあと思うからです。