不動産投資型クラウドファンディングの「TECROWD(テクラウド)」が、2022年4月でサービスオープンから1周年を迎えました。
TECROWDの特徴と、今後についての所感を書いていきます。
<目次>
TECROWDの特徴
TECROWDは、TECRA社が運営する不動産投資型クラウドファンディングのサービス名です。
記事を書いている時点で募集ファンドの総数は29本、累計募集額は償還済みも合わせて27億円あまり。
対象となる不動産は日本・海外の両面であり、日本においてはグループホーム案件が多く一部はレジデンス、海外においてはモンゴル・カザフスタンのレジデンス及び商業施設を募集しています。
ここ最近の大きなニュースとしては、TECRA社がモンゴル不動産関連で提携をしていたInvescoreグループに参加したことです。
Invescoreグループは、モンゴルを中心に不動産開発・運営・管理業、金融業などを行っている会社。
グループ企業の一つであるInvescoreNBFI(金融業)はモンゴル証券取引所に上場する時価総額120億円の会社で、MFR Ratingによる2021年9月時点の格付けはA- Highとなっています。
(参考:TECROWDセミナーと限定情報の記事)
www.sallowsl.com
クラウドファンディングに上場会社やグループ会社が参入している例はあれど、海外上場会社が参入している例はTECROWDが初なだけに、今後の展開が個人的に楽しみです。
TECROWDの実績
TECROWDはこれまで、下記のように順調に実績を積み上げてきました。
(出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000061009.html)
私は現時点において、7ファンド(物件で言えば5物件)に50万円ずつ、計250万円を投資済。
現在1ファンドが償還済み、残り6ファンドが正常運用中となっています。
今後についての所感
TECROWDの今後について、特に海外案件について語る場合にはカントリーリスクを無視することはできません。
これまでファンドを組成したうち、モンゴルは今のところ安定的な状況と思われますが、カザフスタンについては比較的ロシアよりの国で、実際にロシアとCSTO(集団安全保障条約)を結んでいます。
*ただし、ウクライナ侵略に対してカザフスタンは明確にNOの態度を取っています。
世界情勢が不透明化する中、投資家の側もカントリーリスクを見極めた上で分散投資に組み込むかを検討する必要があるでしょうし、TECROWDとしても海外のリスク情報を積極的に発信していくことが、クラウドファンディングの事業拡大には必要不可欠になると思われます。
一方でTECROWDでは国内案件も多く取り扱っていて、こちらは不動産の小口投資先として検討する価値はあります。
興味がありましたら、下記の広告リンクなどをご利用いただければ幸いです。
(TECROWD 会員登録方法)
www.sallowsl.com