不動産投資型クラウドファンディングの「COZUCHI」の話題です。
これまで募集案件が全て満額募集だったCOZUCHIとしては珍しく、集まりが悪い案件が登場。でも理由は明確なので、あまり問題にはならないと思います。
<目次>
新案件「虎ノ門 再開発プロジェクト フェーズ1」
今回取り上げる案件は、「虎ノ門 再開発プロジェクト」。
・虎ノ門 再開発プロジェクト フェーズ1
募集開始:6/3 20:00~6/9 13:00(抽選式・後入金)
予定年利:4.0%
運用期間:12ヶ月
募集金額:15億円
保全など:(満額募集の場合)劣後比率11.8%
対象地区の再開発事業「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」が正式決定され、これから数年をかけて再開発が行われる予定の物件を対象としたファンド。
再開発後は一等地に最上級のオフィスビルが建つことになり、権利変換交渉がうまくいけばリターンの上振れも十分に狙えるという案件です。
詳細は、下記の記事もごらん下さい。
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www.sallowsl.com
現在の集まり方は・・・
虎ノ門の再開発という大型プロジェクトで、将来性も十分期待できる本案件ですが、資金の集まり方という点においては初動は今一つ。
この記事を書いている時点で、まだ半分も集まっていません。
集まりが悪い理由の一つは、COZUCHIにしてはおとなしい「年利4%」という条件のためでしょう。
ただCOZUCHIの場合、これはメインの理由ではありません。そもそもCOZUCHIの募集案件の利率はかなり保守的に設定されており、当初予定の利率を上回るリターンは良くあることだからです。
(当初予定のリターンを上回った例)
特に問題はないと思います
今回の「虎ノ門 再開発プロジェクト」で集まりが悪い最大の理由は、直前に募集した年利6%「曙橋 事業用地」の抽選期間がまだ終わっていないためでしょう。
「曙橋 事業用地」ファンドの抽選に参加して、ダメだったらその分の資金を「虎ノ門 再開発プロジェクト」へ回そう、と考えている投資家は多くいると思います。私を含め。
曙橋ファンドで落選する資金は12億円以上、この大部分が虎ノ門に回れば満額完了となりますし、万が一満額集まらなければ残った分は営業者の劣後出資が増えるだけで、結局出資金の保全が強化されることになります。
虎ノ門フェーズ1に投資すれば、その後に続くフェーズにも優先投資権が与えられますので、曙橋の騰落結果を見ながら投資金額を検討したいと思います。