老舗の不動産投資型クラウドファンディング、「OwnersBook(オーナーズブック)」で新たな取り組みが始まりました。
投資家的にも事業者的にも良い取り組みだと思うので、紹介します。
<目次>
「はじめて枠」の設定
オーナーズブックでの新たな取り組みは、「はじめて枠」。
これまでオーナーズブックでは一般申し込み以外に、親会社であるロードスターキャピタルの株を一定以上持っている場合に優先的に投資できる「株主優待枠」が存在していました。
この枠を初心者用に拡大(追加)したのが、はじめて枠です。
はじめて枠はその名前の通り、オーナーズブックに初めて投資する投資家を対象に、優先的に投資できるようにする枠のこと。
対象になる案件には、「はじめて」の表示があります。
オーナーズブックは人気の高い事業者で、なかなか投資できないファンドもありました。
なので初めて投資をする人にはなかなかハードルが高かったのですが、今回の制度導入によりこのハードルが緩和されたことになるでしょう。
一方で事業者側にも、はじめて枠の導入で新規投資家を呼び込みやすくなるというメリットがあるため、Win-Winの良い取り組みではないかと思います。
港区マンション第11号第1回
その「はじめて枠」が最初に適応されるファンドが、オーナーズブックから募集されます。
・港区マンション第11号第1回
募集開始:6/19(後述)
予定年利:4.7%
運用期間:31ヶ月
募集金額:5,700万円
保全など:不動産担保 LTV80%前後
募集開始は6/19ですが、二段階に分けて募集が行われます。
①はじめて枠(初回投資者のみ) 6/19 10:00~19:59 募集額1,600万円
②一般枠 6/19 20:00~ 募集額4,100万円
はじめて枠・一般枠のいずれも、最大申し込み可能金額は50万円です。
案件としてはオーソドックスですし安全性は高いと思いますが、枠があまり大きくないので今回私は見送る予定としています。
懸念案件の状況
オーナーズブックでは現在一つ、遅延が発生している案件があります。
私も現在¥471,400が拘束されている状態で、遅延発生から2年以上経っていますがそれほど悲観はしていません。
遅延していると言っても分散案件の1つであり、分散すれば一部案件で問題が発生するのは当然ですし、インバウンドが新型コロナ問題から復活しかかっている現状、ファンドの立地から考えていずれ売却はできるだろうと踏んでいます。
(参考記事)
www.sallowsl.com