国内・海外両方の案件を取り扱う「TECROWD(テクラウド)」から、新たな案件が予告されました。
国内のリゾート開発案件で利率は高いのですが、投資期間が長め。さてどのくらい集まるでしょうか?
<目次>
TECROWD61号ファンド
TECROWDで次回募集されるのは、九十九里浜近くに新築されるリゾート物件ファンドです。
・TECROWD 61号ファンド 「THE SECOND Chousei Beach Village」
募集開始:4/16 18:00~(先着式・後入金)
予定年利:8.5%
運用期間:60か月
募集金額:4億5,360万円
保全など:優先劣後方式 劣後比率約10%
今回の対象となるのは千葉県の長生村、九十九里浜に近い場所にあるバケーションレンタル「THE SECOND Chousei Beach Village」。
2,000平米近い土地に宿泊棟2棟とコインランドリー1棟があり、宿泊棟は平屋部分に3戸・3階建部分に5戸の構成で全室にサウナ付きとのこと。
下記の物件写真を見るとなかなか良さそうで、近くなら行ってみたいリゾート施設です。
(ファンドページより引用)
先行抽選と投資判断
(物件所在ストリートビュー。2022年11月現在では更地)
TECROWD(テクラウド)では先日から先行抽選の仕組みが導入されています。TECROWDへの投資総額によって決定されるクラスがあり、ファンドごとにクラスによる先行抽選が設定されているものもあります。
ただ本ファンドにおいては先行抽選ではなく、2024/4/16までに口座開設審査が完了していれば誰でも先着順で申し込むことができます。
先行抽選がないということは、本ファンドは集まりが多くはないと踏んでいるのでしょう。
それなら1ファンド5年ではなく、フェーズを分けて既存投資家優先枠を設定すれば良かったと個人的には思うのですが、それだと先行抽選枠や後述する返済原資との兼ね合いがあるのかもしれません。
物件概要の情報から本物件は現状で存在しない状態であり、今後土地を購入したあと建設確認を取得、土地を造成し建物を建築してEXITするというファンドです。
また運用期間は5年と長いですが、本施設の建築に5年の時間がかかるというわけではなさそうです。
TECROWD運営会社とパートナーシップを結ぶインベスコアジャパンとマスターリースを結んでいることから、おそらくインベスコアジャパンが当施設を運営もしくは運営委託を行い賃料を支払い、その賃料がファンドの返済原資を満たすまでの期間を見込んでいるものと思われます。
EXIT先が現状では明確でないため一定の不確実性はありますが、バケーションレンタル業界は新型コロナ後もあって順調であり、立地も九十九里浜近くと良好。5年という長期運用を加味しても、少額で分散投資を検討する価値はありそうです。
私はまず手元資金と相談しなければなりませんが、可能なら50万円くらいで参加を検討する予定にしています。
(注意点)申し込み方法の変更
先日からTECROWDのシステムが変わり、申し込み方法が変更となっています。
主な変更点としては、以下の通りです。
・「契約成立前書面」、「契約成立時書面」、「クーリングオフ」の書類3点がポップアップで表示されるようになった。
申込デモ画面が実装され申込操作を試すことができるとのことなので、実際の募集の前には操作方法を確認しておくことをお勧めします。
そういえば「システム変更に関し、新システムの操作デモ」が実装されたのは、クラファンでは始めての試みかもしれません。UI/UX的に良い取り組みだと思います。
(TECROWD 会員登録方法)
www.sallowsl.com