あちこちで新型コロナウィルスの感染情報、外出自粛などが聞こえるようになってきました。
当ブログはクラウドファンディングをメインに投資を扱うものですので、投資に関わりないところで新型コロナの話題を取り上げるつもりはありませんが、各位くれぐれもご自愛ください。
<目次>
新型コロナを受けての業界の動き
今回のコロナ騒動では株式、原油、為替などが大幅に動いています。
それに比べればクラウドファンディングはまだ動きが少ないのですが、状況が長引けばいずれは影響を受けることになるでしょう。
またクラウドファンディングのリスクは、目に見える形で顕在化しにくいという点にも注意が必要です。
リスクが多い少ないという軸よりも、リスクが見えやすいか見えにくいかという軸の方が適切だと思います。
以前、新型コロナを受けてのクラウドファンディング業界の動きをまとめました。
今回はその続編となります。
www.sallowsl.com
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ジョイントアルファの高松駅案件の状況
穴吹興産の運営する不動産投資型クラウドファンディング「Jointoα(ジョイントアルファ)」が、今回の問題を受けて表明を出しました。
ジョイントアルファではこれまでに7つの案件を募集していますが、そのうち6つは住居(区分所有マンション)。
残りの一つがホテル(ALPHABED INN 高松駅前)で、今回の問題に伴う影響はこのホテルが最も大きいと考えられます。
この案件に関する、ジョイントアルファの回答の一部を引用します。
・賃借人 兼 運営事業者は穴吹興産の関係会社
・10年間の建物賃貸借契約を締結、賃料は契約開始日後4年間据え置き
・施設運営に関しては、「一時的には稼働率の落込みがみられるものの、ビジネス利用や卒業旅行などの底堅い国内需要が取り込めていることなどから、現時点で本契約に影響を及ぼすような深刻な状況ではない」との回答
今回の騒動が長期間続くのでなければ、は体力があるホテルなら耐えられるでしょう。
私はこの案件に投資しているわけではありませんが、コロナウィルスの騒動が長続きしないのなら、あまり悲観はしていません。
FUNDINNOからの情報
次に、株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」からのお知らせ。
FUNDINNOを運営する日本クラウドキャピタル(JCC)から、今の考えと姿勢が述べられています。
一連の問題を受け、JCC社の発表した内容から一部を引用します。
JCCとしては、正にこういう時であるからこそ、起業家の皆様のために通常通り案件の開示を続けていくことこそが、日本経済を支える大きな力になると考えております。
その理由としては以下の通りです。
・起業家様が資金調達の時期を遅らせることは、変革の未来がそれだけ停滞してしまうこと。
・エンジェル投資においては、長期的な視点に基づいた投資タイミングが重要であると考えるため。
とは言っても、3月ですでに3案件の募集取り下げが発表されるなど、その影響は決して小さくありません。
もっとも逆に考えれば、そんな中で募集を行おうとする企業は勝機があるのでしょうし、できる限り応援していきたいと思います。
ベンチャーやスタートアップに投資するだけではなく、それらのビジネスを垣間見ることのできる貴重な機会として、私も今後募集される案件には注目していきます。
クラウドファンディングで投資した施設はオープン延期
クラウドファンディング「CAMPFIRE」で私が投資していた、豊岡市の温泉施設のプレオープンが延期になりました。
camp-fire.jp
理由としては必要資材の調達遅れで、(おそらく)輸入や国内物流の混乱をまともに受けてしまった形です。
プレオープンの延期に伴って出資金の返還を行うか聞かれましたが、私はそのままにしています。
今回の問題は永続しません。騒動が収まった時、訪れるのを楽しみにしています。
この施設を手がけている株式会社キリンジは、大阪の医療従事者向けに運営民泊施設の無償貸し出しを申し出ています。
大変な時にこういうことができる会社はきちんと評価したいと思いますし、もちろんサービスを利用していきたいと思います。
【拡散希望】
— 天川洋介@関西初駅舎ホテル/豊岡で温泉グランピング準備中/社会課題に挑む宿屋/(株)キリンジ代取 (@Yoo_milkyway) 2020年3月31日
大阪の医療従事者の方々へ
ご自身やご家族の感染も心配される中、日々医療を支えて頂き本当にありがとうございます
せめて出来ることとして弊社運営民泊施設の一部を3週間無償でお貸しします
近くの病院だと、北野病院や多根総合病院などと思います(限定ではありません)→続く